こんな人脈こんな話

苦しいときこそ笑う!それが俺のルールや

[ 2017年5月1日 05:30 ]

アリの心霊写真にしか見えない筆者は病人失格?
Photo By スポニチ

 昨日、俺の6番目の孫が「ヒトメタニューモウイルス感染症」で入院した。「へっ?そんなん知らんわ」。聞けば7年前に発見されたウイルスらしい。ふと脳裏をかすった…「はて、人間がかかる病名てナンボあるねん?」と。知らんままだと寝つきも悪くなるよってにちょいとググッてみた。

 江戸時代以前は日本では仏教の教えや東洋医学の影響で【四百四病(しひゃくしびょう)】と言われ404種類の病名。それが2017年1月現在は2万5268種類。ところが正式じゃない病名や「ナンチャラ症候群」とか足すと最低でも25万種類、へたこいたら100万種類以上あるとか。「もやもや病」は歌手の徳永英明で知ったけど「むずむず脚症候群」「キス病」「サザエさん症候群」「のび太ジャイアン症候群」「スパゲティ症候群」「不思議の国のアリス症候群」「ピーターパン症候群」「青い鳥症候群」…。このような病名を告げられ「メッチャ苦しんでんねん」と言ったところで周りからは黙殺されそうだわ。

 俺はこの3月、1年間育ててた舌ガンの腫瘍を切除した。その頃から味覚は完全に失った。チョコもカレーも梅干しも味は砂か紙。人間の欲には大きく、食欲・睡眠欲・性欲・生存欲・物欲・感楽欲・名誉欲などがあるが、悪友らは「性欲奪われるよりマシやんけ」のツッコミ。「いつかはヤギに」と笑ってボケるしかないのである(笑い)。

 悪性リンパ腫で二度の移植を含めると6回の再発。俺の肉体は大量の抗がん剤と放射線まみれ。二次ガンのリスクを背負いながら治療を放棄して寿命を天に委ね悪運だけで生きてきたが、ボチボチとこの肉体のほつれが出始めてきたかな。この4月は、就寝中に左耳から大量の血がふき出し、目覚めたら白かった枕が赤に変わってた。3週間たった現時点でも左耳の聴力はゼロ。でも右耳あるから「まっええかぁ〜」である。

 この写真は骨髄移植したガラス張りの無菌室から個室に移った時のもの。モルヒネを投与されてるぐらいでも痛いとか辛いとかは口が裂けても言ったことがない。病院と思わぬよう俺のパジャマはいつもアロハシャツ。下を向くとつけ込まれるのがこの世の法則だ。腹はとっくにくくってる。苦しい時こそあえて笑うのが俺のルール。皆さんも当たり前のことに感謝してご機嫌麗しゅ〜。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る