男女逆転「大奥」阿佐ヶ谷姉妹が初の時代劇「緊張」「光栄」江戸の町人役も“特別待遇”メガネ！ネット話題

ドラマ10「大奥」第5話。時代劇デビューを果たした阿佐ヶ谷姉妹・木村美穂（左）と渡辺江里子（C）NHK
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　“男女逆転の大奥”を描いて話題のNHKドラマ10「大奥」（火曜後10・00）は7日、第5話が放送され、お笑いコンビ「阿佐ヶ谷姉妹」の渡辺江里子（50）と木村美穂（49）が時代劇初出演を果たした。ドラマオリジナルのキャラクターで、劇中でもトレードマークのメガネをかけた町人役。“クセ強メガネ”で存在感を放った。江戸幕府5代将軍・徳川綱吉の噂話を繰り広げ、新章開幕のストーリーテラーの役割も担った。

　オンエア終了後（午後11時）には「阿佐ヶ谷姉妹」がツイッターの国内トレンド27位にランクイン。SNS上には「まさかの阿佐ヶ谷姉妹w」「フジ版の（奥女中トリオ）スリーアミーゴスみたい」などの声が相次ぎ、反響を呼んだ。

　＜※以下、ネタバレ有＞

　原作は、隔月刊誌「MELODY」（白泉社）に2004年8月号から21年2月号まで連載された漫画家・よしながふみ氏の同名人気作。3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描き、センセーションを巻き起こした。全19巻は累計600万部（紙・電子）を誇る。

　過去3度、映像化。今回は家光編から物語のラスト・大政奉還まで初めて映像化される。脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主　直虎」などの森下佳子氏。主題歌はシンガー・ソングライター、幾田りらが新曲「蒲公英」（たんぽぽ）を書き下ろした。

　第5話は「三代将軍家光・万里小路有功編」が完結し「五代将軍綱吉・右衛門佐編」に突入。嫉妬に苦しむ有功（福士蒼汰）は、家光（堀田真由）に“ある訴え”。有功の気持ちを知った家光は、有功に“ある役目”を授ける。そして、時は流れ、5代・徳川綱吉（仲里依紗）の時代。綱吉は大奥にとどまらず、城の外でも男を漁るほど奔放な将軍。その中、美青年・右衛門佐（山本耕史）が京から呼ばれ、大奥中の噂に…という展開。

　渡辺はお江役、木村はお美役。芝居見物の後、酒を酌み交わしながら、大奥の噂話。これが人物紹介となった。最後に「公方様は当代一の色狂い」と声を合わせると“仲綱吉”が妖艶に鮮烈初登場した。

　「劇団東京乾電池」研究所在籍中に知り合った2人。多数のドラマ出演を誇るが、今回が時代劇デビューとなった。

　2人は「初めての時代劇のお仕事で緊張しましたが、皆様にとても良くしていただきました。当時、江戸の町民で眼鏡をかけられる人はなかなかいなかったそうですが、特別待遇で2人ともかけさせてもらえたことも貴重な経験で。今はかけやすい眼鏡に進化していて本当にありがたいと思いました」と撮影を述懐。

　「私たちが出演するの『犬公方』綱吉様の時代。妹・美穂は『撮影現場でお犬様に会えるかしら』とそればかり。実際、その頃の江戸の人々は大変だったはずですが、その当時に思いを馳せるより、お犬様に思いを馳せてソワソワしていました。栃木出身の姉・江里子は、日光でのロケで地元のエキストラの方とのお話に花を咲かせたり…結局のんきな2人でしたが、原作から拝読していた『大奥』に関われてとても光栄です。これからの展開も、ものすごく楽しみです。ワクワクソワソワしながら私たちも見守りたいと思います」

　2人は「綱吉・右衛門佐編」に登場。次回以降の掛け合いも注目される。