広域強盗事件、容疑者2人が渋谷署移送のナゼ フジ解説委員「本部が渋谷警察署に…」

[ 2023年2月7日 19:30 ]

 全国で起きた広域強盗事件への関与が疑われ、7日にフィリピンから強制送還された今村磨人(38)、藤田聖也(38)両容疑者がこの日、成田空港から東京・渋谷署に移送された。渋谷署前には多くの報道陣が取材に駆けつけた他、野次馬も詰めかけ、ごった返す様子を各局が伝えた。

 ツイッターのトレンドには「渋谷警察署」が上位に。「渋谷警察署すごい人だかりなのな うわあ」「246号渋谷駅周辺すごい渋滞してると思ったけどルフィが渋谷警察署に移送されたからか」といった驚きの声や、「渋谷警察署なんだ。なんでだろ。ぬくぬくとした施設からガッチガチの日本でギッチギチに絞られて欲しい」と、移送先に疑問の声も上がっていた。

 フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)では、同局の平松秀敏解説委員がその理由を説明した。2人が今回、強盗ではなく、2019年に虚偽の電話をかけてキャッシュカードを盗んだ疑いで逮捕されていることに触れ、「それの捜査の本部が渋谷警察署に置かれている。だから渋谷警察署に容疑者2人を連れてきた」と解説。「これから渋谷警察署の取調室で別々で取り調べを行う。弁解録取書といって、一番最初の供述調書を取る」と、今後の一般的な流れを説明した。

 平松解説委員によると、通常の流れであれば2人は今後、別々の署で調べを受けることになるという。「同じ署にいると、口裏合わせとか、証拠隠滅の可能性がありまして、分散留置で別々のところに分かれる」。2人はフィリピンの同じ収容所におり、口裏合わせが済んでいる可能性もあるが、平松解説委員は「日本の手続き上は、同じグループの共犯者は同じ警察署で留置することはないので、別々のところに分けて取り調べが行われる」と解説した。

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2023年2月7日のニュース