「“ライブ中に耳栓”演者に失礼?」論争 ミュージシャンら「全く失礼ではない」続々擁護のワケ

[ 2023年2月7日 11:10 ]

島村楽器ツイッター(@shimamuramusic)から

 ネット上で「ライブ中に耳栓をするのはミュージシャンに失礼か」が話題になっている。

 ツイッター上で6日、ライブ公演中にライブ用耳栓を着用しているというユーザーが「帰り際、“耳栓とか失礼じゃない?”と僕に聞こえるような声量で陰口を言われていたことが少し悲しかったです。自分はフォロワーも少ないですし、影響力のある人間でもないので多くの人には届かないと思いますが、ライブ用の耳栓があるんだよーということを少しでも知っていただけると嬉しいです」と投稿した。

 一般的に「耳栓」は音を遮断したり、水の侵入を防ぐものなどとして使われる。一方、ライブなど大音量にさらされ続けると、耳が聞こえにくくなったり、耳鳴りが続くなどの症状が出ることがある。聴力は一度傷つくと二度と戻らないという説も出ている。「ライブ用耳栓」は音を遮断するものではなく、音量を抑えながらボーカルや演奏は聞こえる設計になっており、聴力保護に役立つという。

 訴えたユーザーがライブに参加した「センチミリメンタル」の公式ツイッターが反応。「つらい思いさせてごめんね。ライブハウスは音量が大きいので、人によっては耳に負担がかかり過ぎる場合があります。ので、そういう方は耳栓をしたりして調節することがあります。なのでその行動はアーティストに対して全く失礼ではありません。皆様、ご理解下さい。お願いします」とフォローした。

 シンガー・ソングライターでタレントのヒャダインこと前山田 健一は「ライブ用耳栓が今話題になってますが 私は職業柄耳を守らなきゃいけないし、あとボーカルがはっきり聴こえる、てこともありノイズキャンセリングイヤフォンをライブ中付け外ししています。ほんと、大箱のモワモワした音からボーカルが抜けてくるから推しの声を堪能したい人、おすすめだよ」とライブ中にイヤホンを装着していると明かした。

 また、ライブ用耳栓を取り扱う島村楽器の公式ツイッターも「ライブ用耳栓、ご自身の耳を守るためにも必要かもと思われる方はぜひ使ってみてください 中の人の周りにも使っている人はたくさんいますよー!」とした。

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2023年2月7日のニュース