尾上菊五郎 孫・眞秀くん「初代尾上眞秀」で初舞台発表会見に出席 「5月までに腰を治す」

[ 2023年2月7日 16:55 ]

「團菊祭五月大歌舞伎」で初舞台を踏む初代尾上眞秀
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 女優寺島しのぶ(50)の長男で日仏ハーフの寺嶋眞秀(まほろ)くん(10)が7日、5月に東京・銀座の歌舞伎座で行われる「團菊祭五月大歌舞伎」で「尾上眞秀(まほろ)」を名乗り、歌舞伎の初舞台を踏むことが発表された。フランス大使公邸で行われた会見に同席した祖父の尾上菊五郎は2月に、脊柱管狭窄(きょうさく)症との診断を受け「三月大歌舞伎」を休演することを発表。だが、この日は元気な姿を見せた。

 「いつもとは違う景色の場所を提供してくれたフランス大使にお礼が言いたい。私の孫が團菊祭で初代尾上眞秀を襲名します。これは誠にうれしいこと。皆様、ご承知の通り、腰を痛めていますが、3、4月にリハビリをして、5月には元気な姿をお見せしたい」とあいさつした。

 叔父の尾上菊之助は「おわび…違う、お礼を言わせてください」とジョークで場を和ませた後「眞秀が歌舞伎の道に進み、これからどう修行するのか。家族全員で応援したい。彼を支え、手助けしたい」と一家で成長を見守る決意を語った。

 眞秀くんは2017年5月に「寺嶋眞秀」として「団菊祭五月大歌舞伎」で初お目見えを果たしている。この時の会見では、菊五郎、菊之助と3人で登壇。夢は「仮面ライダー」と無邪気に語っていた。本番の舞台では酒屋の丁稚(でっち)を演じて、セリフをしっかり話すと、客席から割れんばかりの拍手を受けた。見守っていた寺島は「感極まるとは思っていましたが、お客様の拍手を聞いて涙が出てきました」と感激していた。

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