【王将戦】藤井聡太王将は照明ライトの明るさ 羽生九段は差し込む日差しチェック 21日から第2局

[ 2023年1月20日 16:09 ]

<第72期王将戦 第2局前日>対局室検分を行う藤井王将(左)と羽生九段(撮影・岸  良祐) 
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 将棋の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=に羽生善治九段(52)が挑戦する第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負の第2局が大阪府高槻市で21日から始まるのを前にした20日、対局場検分が行われた。

 戦いの場となる「山水館」での対局は、藤井が前年度に引き続き2度目、羽生にとっては初めて。ともに経験値の少ない会場なだけに、藤井は照明ライトの明るさ、羽生は対局場に差し込む日差しのチェックなどを入念に行った。立会人の谷川浩司17世名人(60)も初手を観覧する関係者の人数などを気にし、両対局者にアドバイスをした。

 史上最年少5冠の若武者と永世7冠の資格を持つレジェンドによる世紀の対決。注目の第1局では、後手番の羽生が現代将棋において主流とは言いがたい「一手損角換わり」を選択。「予定の作戦」を言い切った羽生に対し、「想定していなかった」と揺さぶられた様子の藤井。しかし43手目▲5八銀など手堅い受けで応戦。細やかな技の1つ1つが光る一局となり、藤井が先に1勝をあげた。

 第2局では藤井の連勝か、羽生の逆襲か。対局は明日に迫っている。

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2023年1月20日のニュース