美人双子　異例の埼玉県議選出馬表明　「フリー素材アイドル」Mika＋Rika「皆さんの声が聞きたい」

埼玉県議選への立候補を表明した美人姉妹みか（左）とりか
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　双子のヒップホップユニットで、「フリー素材アイドル」として活動した「Mika＋Rika」が20日、埼玉県議選に立候補することを表明した。日本維新の会の公認予定候補となるもので、同党の埼玉総支部の会見に出席した。

　Mika＋Rikaは肖像権を期間限定で放棄、画像を広告などで自由に使える「フリー素材アイドル」の活動で、2018年3月に優秀なデジタルコンテンツなどの制作者を表彰する「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'17/第23回AMDアワード」優秀賞、19年8月には釜山国際広告賞ブロンズ賞を受賞するなど、国内外で活動が評価されてきた。

　届け出の名前は「中村みか」、「中村りか」とする。年齢は36歳。みかは南第1区草加市、りかは南第10区さいたま市南区から出馬予定。現在2人は埼玉県選出の同党の国会議員秘書をしている。また、埼玉県三郷市のPR大使も務めてきた。

　会見でみかは「フリー素材アイドルの仕事の中で地域で活動をされている人や企業と触れ合うことが多かった。そういう中で皆さんの声を政治の場に届けたいと思った」と政治を志したきっかけを説明。大手商社にも勤務経験があり「女性が出産や育児、そのほかの理由で離職すると次の就職先を見つけるのが大変。女性がもっと働きやすい環境ができるように活動もしたい」と語った。

　りかは「フリー素材アイドルとして、たくさんの地域の方々と触れ合ってきました。オファーを受けてのことが多かったので、自分たちから提案してやっていくことができたらと活動を通じて思うようになりました」と語る。「現在、沢田良衆院議員の秘書をしていて、地域の皆さんの家をピンポンしながらたずねて、声を拾っている活動を見て、私もさまざまな声を拾い、政治活動に生かしていきたいと強く感じています」と抱負を話した。

　海外では双子の政治家はこれまでに存在していたが、日本では異例で、さらにそろっての出馬自体は「記憶にない」と語る政界関係者が多い。