清野菜名 テレ朝新設ドラマ枠でママ初主演 “代名詞”アクション封印し等身大女性役

[ 2023年1月20日 05:00 ]

テレビ朝日系に新設されるドラマ「日曜の夜ぐらいは…」で主演を務める清野菜名
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 女優の清野菜名(28)が、4月からテレビ朝日系の日曜午後10時台に新設される連続ドラマ枠の第1弾作品で主演する。タイトルは「日曜の夜ぐらいは…」。昨年3月に第1子出産を発表し、母親になってから初の作品で、1年半ぶりの地上波連ドラ出演となる。2月にクランクインする予定で「期間が空いたということで緊張している面もありますが、緊張を超えて期待の方が大きい」と意気込んでいる。

 2017年のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」などを手がけた岡田惠和氏によるオリジナル作。漫然と暮らす3人の女性が偶然の出会いをきっかけに友情を育み、人生や家族愛を見つめ直していく。清野は、足の不自由な母親との2人暮らしをアルバイトで支える20代女性役。「自分の感情を表現することが苦手で、とても不器用な子。繊細に演じていけたら」と分析している。

 昨夏公開の映画「キングダム2 遥かなる大地へ」での剣術シーンが話題になるなど豪快なアクションを得意にするが、今作では自慢の体術は封印。“等身大”の役を演じるにあたって「リアルさを追求するような作品は久しぶりになるので、その点も楽しみにしています」と心境を明かした。

 20年に俳優の生田斗真(38)と結婚。昨年、母親になったことも演技に生かされそうで「母親になって“母”という存在に対して強さや愛情など、尊敬の思いも強く感じるようになりました。(主人公の)母は“子供にツラい部分を見せないでいつも笑顔でいる”という設定で、その部分に関して共感できるようになりました」と変化を明かした。(吉澤 塁)

 ≪「初耳学」など激戦区≫日曜午後10時台では、日本テレビが午後10時30分からドラマを放送している。TBSはバラエティー番組「日曜日の初耳学」を、フジテレビは情報番組「Mr.サンデー」を放送するなど、各局がさまざまなジャンルの番組を編成している激戦区だ。今回の新枠ドラマを制作するのはABCテレビ。プロデューサーの清水一幸氏は「“見る人の背中を押す作品”というコンセプトでドラマを作っていきたい。(同じ日曜の)大河ドラマ、TBS日曜劇場とも違う色の作品を目指す」としている。

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2023年1月20日のニュース