「どうする家康」波打ち際も機転 本多忠勝・山田裕貴が元康・松本潤を2度救った!忠心にネットもらい泣き

[ 2023年1月20日 06:00 ]

大河ドラマ「どうする家康」第2話。松平元康を介錯しようとする本多忠勝(山田裕貴)(C)NHK
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は今月15日、第2話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河“初出演”にして初主演となる。

 第2話は「兎と狼」。今川義元(野村萬斎)がまさかの討ち死。織田軍に包囲され、松平元康(松本)は絶体絶命。しかし、織田信長(岡田准一)は突然、退却を始めた。元康は大高城を捨て、瀬名(有村架純)が待つ駿河・駿府に帰ろうとするが、家臣団は故郷・三河に戻りたいと猛反対。元康は渋々三河へ向かうが、敵の罠にハマり、重臣・鳥居忠吉(イッセー尾形)が大ケガを負うなど、松平軍は大混乱に陥る。何とか三河・岡崎の大樹寺に逃げ込むが…という展開。

 松平家の墓所。元康は「無能な大将じゃ」と自害を決意。本多忠勝(山田裕貴)が介錯を買って出る。

 元康「初陣の小僧のくせに、どこまでも偉そうな奴じゃ。なぜそのような物言いをする」

 忠勝「言ったろう。お主を主君と認めぬからだ。私の父は、お主の父君を守って死んだ。じじ様は、お主のおじい様を守って死んだ。俺は、俺の命を捨てるだけの値打ちがあるお方を主君と仰ぎたい。それだけだ」

 元康「ならば、今度はわしが、おまえたちを守るために死ぬんじゃ。少しは主君として認めたらどうじゃ」

 忠勝「ふざけるな。なんで、なんで認められようか!(涙)俺の真の望みは、いつの日か、お主を主君と仰ぎ、お主を守って死ぬことであったわ」

 忠勝の真の望みを知り、信長に揉まれた少年時代の記憶がよみがえった元康は、自害を踏みとどまる。大樹寺の門を開き、騙し討ちに遭った松平昌久(東京03・角田晃広)に咆哮。“覚醒”した。

 SNS上には「暑苦しいくらい熱い本多忠勝に涙」「本多忠勝の涙、もらい泣きしました」「忠勝の思い…号泣してしまいました。元康の気持ちに変化をもたらしてくれて…これからも見守っていきたい」などと感動の声も上がった。

 本多忠勝役の俳優・山田裕貴は今月14日、同局「土曜スタジオパーク」(土曜後1・50)にVTR出演。初回(1月8日)の撮影秘話を明かした。

 師・義元が討たれた報に、元康は大高城から逃走し、浜辺へ。忠勝が連れ戻しに来た。このシーンで山田はクランクイン。「忘れもしません。(浜辺の格闘シーンは)殿(元康)の(濡れた)鎧が重くて、海に流されそうになっちゃったんですよ。忠勝のまま海に入っていって、つかんで引っ張り上げました。思い出深いシーンです」。スタジオの松本は「鎧は濡れてしまうと全然乾かないので、海の中に飛び込むのは一発勝負なんですよ。たまたま本番で来た波が大きくて。(波が)戻る力が強くて、鎧は水を吸うともの凄く重くなるので、僕が流されるのを裕貴くんがガッとつかんで耐えてくれました。そこはつかむ設定ではなかったので」と山田の機転に感謝した。

 波打ち際と自害から“松潤家康”を2度も救った“山田忠勝”の忠心や仁義に、今後も注目が集まりそうだ。

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