小沢仁志「今だったらデビューで終わってるね」デビュー作「太陽にほえろ」で監督を殴った理由は…

[ 2023年1月19日 14:09 ]

小沢仁志
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 「Vシネマ界の帝王」として知られる俳優の小沢仁志(60)が、18日深夜放送のABEMA「デマ投稿を許さない」(水曜後11・30)に出演。デビュー作で監督を殴った過去を語った。

 人気刑事ドラマ「太陽にほえろ」でデビューした小沢。「レギュラー陣は(石原)裕次郎さん含め、後光がさしてるから、1時間早く着いた」と大御所俳優陣に迷惑をかけないよう余裕を持って現場に着いたものの「めっちゃ怒鳴られた。“早く着替えて、メイクしろ!この野郎”って」と理不尽に怒られたという。一方で「誰とは言わないけど、当時の新人刑事役の俳優が1時間遅れてくるの。“おはよー。今日も頑張ろうね”って」とレギュラー陣が遅刻しても何も言われなかったそうで「それを見て、売れれば、この世界は違うのかなって思ってた」と新人俳優として悟った。

 ところが、当時の現場では「監督がまず、やり玉を誰にするか決める。皆、一斉に“こいつだ”って」とつるし上げる人を選んでいたといい「監督と記録が話してて、ずっとテストやってた。本番前に喋ってた。(自分は)テスト通りやるじゃん。“カットカット!てめぇ台詞、変わったの知らねーのかよ”って」とやり玉に選ばれた新人俳優の小沢が一方的に怒られたという。

 そこで小沢は「聞いてねーし、教えねーんだから、ブチってきて“ガキじゃねえんだから、そういうのやめませんか?”」と監督に進言。ところが、監督が「あー?」となったそうで「パーンって」と思わず手が出てしまったと語った。

 小沢は「今だったらデビューで終わってるね」と当時を振り返り「たいした役じゃないABCのB。俺の役者人生、ABCのBで終わる」と笑っていた。

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2023年1月19日のニュース