橋爪功 超大物映画監督は「うちが近所なんで」「外でも会うから」出演オファーに「青天のへきれき」と驚き

[ 2023年1月12日 18:24 ]

橋爪功
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 俳優の橋爪功(81)が12日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。映画監督の山田洋次氏(91)との関わりについて語った。

 橋爪は俳優生活60年。司会の黒柳徹子が「山田洋次さんので、何か大きいの(役)なさったじゃない」と話を振ると、「一番最初は『東京家族』っていう、小津さんの映画の」と故小津安二郎監督の「東京物語」(1953年)をモチーフにした2013年の作品に出演したとした。

 「本当は出るはずの人が、出れなくなっちゃって、突然山田さんから電話かかってきて、“ちょっと君ねえ”って言われて、“はい”って言って、“あの映画知ってるか?あの役やってもらいたいんだ”って言われて」と説明。「最初の時は違う役で、ちょっとした役で出てたんですよ。それがぽしゃっちゃって。そのあとお電話があって。“ちょっと会いたいんだけど”って言われて、“やっぱり急に申し訳ないんだけど、イメージ違ったんで、やめてくれ”って言われるのかなと思ったら。で、行ったらあの役で」と「東京物語」では故笠智衆さんが演じた老夫婦の夫役だった。

 黒柳が「主役ですよねえ」と話すと、橋爪は「はい、だから青天のへきれきと言いますかね」と驚いたという。「それでその親父のつながりみたいなので、当てて(脚本を)書いてくださったんですよ。それで3本ぐらいやったんですかね」とその後は映画「家族はつらいよ」シリーズにも出演したとした。

 黒柳は「でも山田さん、“面白い”っておっしゃってましたよ、あなたのこと」と語ると、橋爪は「そうですか?うちが近所なんで。本当に歩いてすぐの所にいらっしゃって。近所のよしみでおっしゃったんじゃないですか。時々、外でも会うから」と照れたように語った。

 黒柳は「そんな近所のよしみじゃ映画監督が俳優使いませんよ」と笑いながらも、「いい加減なことはできないわね」とポツリ。橋爪は「できません。まあ時々いい加減なことしちゃうと、スーッとそばにいらっしゃいますよ。何も言わず。“あれ、やっちまったー”と思って。余計な事ばっかりするんでね、俺」と苦笑した。

 黒柳が「あの方もよくお作りになりますよね。私感心しちゃう」と語ると、橋爪は「凄いですよ。撮影する前はよたよた歩いてるみたいに見えるんだけど、どんどん元気におなりになるの。映画撮ってらっしゃると。凄いですね」としみじみと話した。

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