高見知佳さん死去 アイドルから大人へ脱皮したアイ・アイゲーム 「チョメチョメ」は流行語に

[ 2022年12月21日 16:46 ]

高見知佳さん(2001年8月01日撮影)
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 歌手、タレントなどで活躍した高見知佳さんが21日午後1時半ごろ、愛媛県新居浜市内の病院で死去したことが分かった。60歳だった。死因は不明。関係者によると11月から入院し、闘病中だった。

 高見さんは1978年に歌手として芸能界デビュー。当初はアイドルとして売り出していたものの、清純なイメージを変える契機になったのが、フジテレビで放送されたクイズ番組「アイ・アイゲーム」(1979~85年)だった。

 ゲームの趣旨は言葉遊び。司会の山城新伍さんが出題する文章の一部が伏字になっており、それを芸能人6人のゲストが連想し、さらに一般人がその解答を当てるのがルールだった。当時としては深夜帯の午後10時からの放送で、出題の文章は下ネタを思わせるものがほとんど。山城さんが、当時20代で、年少の女性解答者だった高見さんをいじり、苦し紛れの答えを引き出すのが番組の「お約束」だった。山城さんが伏字を表現するのに使っていた「チョメチョメ」という言葉は、当時の流行語になっている。

 山城さん、番組によって新たな一面を引き出され、知名度を一気に上げた高見さんはその後、本格的にバラエティー、女優業など仕事のフィールドを拡大した。

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2022年12月21日のニュース