“講師”石田明 NSC授業で「見せ方」伝える理由 M―1客層を例に熱弁

[ 2022年12月21日 14:36 ]

NON STYLEの石田明
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 お笑いコンビ「NON STYLE」の石田明(42)が20日放送のテレビ朝日「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」(火曜後11・45)に出演。吉本興業の芸人養成所・NSC(吉本総合芸能学院)の講師を務めていることについて語った。

 「NSCをこれから学校法人にしたい。NSCを変えてくれ」と岡本昭彦社長からの直談判を受け、昨年から講師に。石田は引き受ける上で、笑い飯・哲夫、パンクブーブー・佐藤哲夫を講師に加えることを岡本社長にお願いしたという。

 「笑い飯の哲夫さんは発想の人。花火、仏教を熱く語ったりできる人で、伝えることが好きな人だと思ったんで」「僕はそれなりのスピードで中華料理を出せるけど、それなりのスピードで懐石料理を出せるのがパンクブーブーの哲夫さん。漫才の作り方・構造はプラスになる」と、それぞれの優れた能力を明かしながら人選の理由を説明。石田が「見せ方」、哲夫が「発想」、佐藤が「構造」をテーマに漫才の授業をしていると話した。

 「見せ方」にこだわるのはワケがあり「NSCは笑いの感度が高い人が集まっている。そういう人たちが見てる中でおもしろいやつがやるとウケる。でもお客さんの前でウケるかというとウケない。それは単純に見せ方がうまくない。感度の低いお客さんからすると、何やってるからわからへん。M―1でいうと、準決勝と決勝のお客さんの差。準決勝はお笑い好きでディープな笑いを欲するけど、スタジオや一般視聴者はわかりやすい笑いを求めているから誤差が生まれる」と熱弁。「おもしろいことをやれている人に損しないでほしい。おもしろいことをやれているのに辞めていく人がいっぱいいる。それは伝わらないから。伝えてないだけ」と話した。

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2022年12月21日のニュース