毎日映画コンクール 石川慶監督の「ある男」が最多の9部門でノミネート

[ 2022年12月21日 05:00 ]

11月18日、映画「ある男」の初日舞台あいさつを行った(左から)小藪千豊、清野菜名、窪田正孝、妻夫木聡、安藤サクラ、坂本愛登、石川慶監督
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 第77回毎日映画コンクール(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)各部門の候補作、候補者が出そろった。芥川賞作家の平野啓一郎氏の同名小説をもとに、石川慶監督が丹念に映画化したヒューマンミステリー「ある男」が作品、俳優、スタッフ(監督、脚本、撮影、美術、録音)合わせて最多の9部門でノミネート。三宅唱監督の「ケイコ 耳を澄ませて」と早川千絵監督の「PLAN75」が6部門で続いた。

 以下、各部門の候補(五十音順)

 ◆日本映画大賞、日本映画優秀賞
「ある男」「ケイコ 目を澄ませて」「さがす」「PLAN75」「夜明けまでバス停で」

 ◆外国映画ベストワン賞
「アネット」「Coda コーダ あいのうた」「トップガン マーヴェリック」「ベルファスト」「リコリス・ピザ」

 <俳優部門>
 ◆男優主演賞
阿部サダヲ「死刑にいたる病」、稲垣吾郎「窓辺にて」、佐藤二朗「さがす」、沢田研二「土を喰らう十二ヵ月」、妻夫木聡「ある男」、豊川悦司「あちらにいる鬼」

 ◆女優主演賞
岸井ゆきの「ケイコ 目を澄ませて」、田中裕子「千夜、一夜」、寺島しのぶ「あちらにいる鬼」、永野芽郁「マイ・ブロークン・マリコ」、のん「さかなのこ」、倍賞千恵子「PLAN75」

 ◆男優助演賞
窪田正孝「ある男」、坂口健太郎「ヘルドックス」、砂田アトム「LOVE LIFE」、中島歩「よだかの片想い」、三浦友和「ケイコ 目を澄ませて」、山本耕史「シン・ウルトラマン」、横浜流星「流浪の月」

 ◆女優助演賞
安藤サクラ「ある男」、伊東蒼「さがす」、尾野真千子「千夜、一夜」、玉城ティナ「窓辺にて」、広末涼子「あちらにいる鬼」、宮本信子「メタモルフォーゼの縁側」

 ◆スポニチグランプリ新人賞・男性
岡田健史「死刑にいたる病」、神尾楓珠「恋は光」、白鳥晴都「ぜんぶ、ボクのせい」、番家一路「サバカン SABAKAN」、目黒蓮「月の満ち欠け」

 ◆スポニチグランプリ新人賞・女性
嵐莉菜「マイスモールランド」、大沢一菜「こちらあみ子」、川瀬知佐子「愛してる!」、北村優衣「ビリーバーズ」、Koki「牛首村」

 <スタッフ部門>
 ◆監督賞
石川慶「ある男」、白石和彌「死刑にいたる病」、高橋伴明「夜明けまでバス停で」、早川千絵「PLAN75」、深田晃司「LOVE LIFE」、三宅唱「ケイコ 目を澄ませて」

 ◆脚本賞
青木研次「千夜、一夜」、荒井晴彦「あちらにいる鬼」、今泉力哉・城定秀夫「愛なのに」、梶原阿貴「夜明けまでバス停で」、早川千絵「PLAN75」、向井康介「ある男」

 ◆撮影賞
浦田秀穂「PLAN75」、近藤龍人「ある男」、月永雄太「ケイコ 目を澄ませて」、ホン・ギョンピョ「流浪の月」、松根広隆「土を喰らう十二ヵ月」、山崎裕「千夜、一夜」

 ◆美術賞
今村力・新田隆之「死刑にいたる病」、小坂健太郎「土を喰らう十二ヵ月」、酒井賢「峠 最後のサムライ」、種田陽平・北川深幸「流浪の月」、我妻弘之「ある男」

 ◆音楽賞
青葉市子「こちらあみ子」、大友良英「犬王」、大友良英「土を喰らう十二ヵ月」、加藤久貴「マイ・ブロークン・マリコ」、原摩利彦「流浪の月」

 ◆録音賞
臼井勝「PLAN75」、浦田和治「死刑にいたる病」、小川武「ある男」、川井崇満「ケイコ 目を澄ませて」、森英司「千夜、一夜」、矢野正人「峠 最後のサムライ」、渡辺丈彦「土を喰らう十二ヵ月」

 <ドキュメンタリー部門>
 ◆ドキュメンタリー映画賞
「牛久」「北のともしび ノイエンガンメ 強制収容所とブレンフーザー・ダムの子どもたち」「教育と愛国」「原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち」「人生ドライブ」「スープとイデオロギー」「たまねこ たまびと」

 <アニメーション部門>
 ◆アニメーション映画賞、大藤信郎賞
「犬王」「うまとび」「鬼 布と塩」「蟹眼」「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」「グッバイ」「ドン・グリーズ!」「サカナ島胃袋三腸目」「Sampai jumpa laji」「すずめの戸締まり」「高野交差点」「駐車場でアメを食べたね」「猫パラレル」「半島の鳥」「MARE」「ミニポッケの大きな庭で」「ミニポッケの大きな庭で」「無法の愛」「REMれむ―The waves of endless dreams」「わたしのトーチカ」「ONE PIECE FILM RED」

 選考結果は23年1月19日にスポニチと毎日新聞で発表します。

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2022年12月21日のニュース