宮崎哲弥氏 豊島区長、西武池袋店低層階へのヨドバシ出店反対「懸念を言うのはいいと思う…交渉の糸口に」

[ 2022年12月21日 09:56 ]

日本テレビ
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 評論家の宮崎哲弥氏(60)が21日、コメンテーターを務める日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。東京都豊島区の高野之夫区長が14日、西武池袋本店(同区)の低層階に家電量販店、ヨドバシカメラが出店することを反対したことに言及した。

 百貨店大手、そごう・西武の売却を巡り、西武池袋本店がある東京都豊島区の高野区長は14日の緊急会見で、高級ブランド店が入居する同本店の低層階に、家電量販大手ヨドバシカメラが出店することに、海外ブランドショップの撤退をもたらし、顧客や富裕層も離れ、築き上げてきた文化のまちの土壌が喪失するとして、反対する考えを示した。西武側に区長名の嘆願書も提出。嘆願書には、現在、低層階にはルイ・ヴィトンやグッチ、エルメスなどのハイブランドが入っているが、それらがヨドバシカメラに入れ替わることで「今まで築き上げた“文化の街”の土壌が喪失してしまうのではないか」と主張している。

 MCの加藤が「街としてはグラウンドデザインというか、街づくりのデザインをしなくてはいけない。その時に正直、区長が口を挟める立場にないんですよ、法的に。これは会社がやって会社がつくるものだから。でも地域と協力しながら企業もやっていくというのが1番大事だと思うんですよ。そこで区長がまず提言を出したっていうのはどう思いますか?」と聞くと、宮崎氏は「1つの問題提起として、権限はないんだけれども、こういうことを懸念しているということをおっしゃったというのは私はそれなりにいいと思います。これが話の糸口になってから。交渉の糸口になっていくから」と自身の見解を述べた。

 そのうえで、「私は週の半分、京都に住んでいるんですけど、京都は古都で文化と伝統の街ですよね。京都駅を出ると巨大な京都ヨドバシという店舗がある。ここは住民のみならず海外から来るお客さんのいろんな生活物資なども置いていて、しかも景観にうるさい京都の街に溶け込んでいる。そういう出店をやって下さいって交渉するといいと思いますけどね」と指摘。加藤が「ビッグカメラとヤマダデンキもあるわけじゃないですか。ヨドバシ参加するのだめっていうのは絶対に言えないですよね」と言うと、「いろいろ交渉して、1階、2階だったとしてもそれなりの出店になれば私はいいと思うんですけどね。見え方として」と話していた。

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2022年12月21日のニュース