加藤浩次 豊島区長、西武池袋本店低層階へのヨドバシ出店反対に「今まで区長が積み上げてきたものって」

[ 2022年12月21日 09:36 ]

極楽とんぼの加藤浩次
Photo By スポニチ

 お笑いコンビ、極楽とんぼの加藤浩次(53)が21日、MCを務める日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。東京都豊島区の高野之夫区長が14日、西武池袋本店(同区)の低層階に家電量販店、ヨドバシカメラが出店することを反対したことに言及した。

 百貨店大手、そごう・西武の売却を巡り、西武池袋本店がある東京都豊島区の高野区長は14日の緊急会見で、高級ブランド店が入居する同本店の低層階に、家電量販大手ヨドバシカメラが出店することに、海外ブランドショップの撤退をもたらし、顧客や富裕層も離れ、築き上げてきた文化のまちの土壌が喪失するとして、反対する考えを示した。西武側に区長名の嘆願書も提出。嘆願書には、現在、低層階にはルイ・ヴィトンやグッチ、エルメスなどのハイブランドが入っているが、それらがヨドバシカメラに入れ替わることで「今まで築き上げた“文化の街”の土壌が喪失してしまうのではないか」と主張している。

 番組では、高野区長へのインタビューを放送。加藤は「怖い暗い街に戻ってしまうイメージをつくりたくないっておっしゃってますけど、家電量販店が入るだけで怖い街のイメージにはならない。富裕層に相手にされない街になる恐れがあるというのも、ハイブランドが下(低層階)にあるから富裕層が来るってわけじゃないですからね、ここは。アートカルチャーの土地を目指してきた池袋のイメージが変わるって、1店舗の出店でそんなに変わりますか。今まで区長が積み上げてきたものってそんな1個の店舗で変わるんですかっていうこともちょっと僕は言いたいんだけど」と自身の考えを話し、「お互いにうまいことやりながら、いい形で池袋が発展することを願いますけどね。今度どうなるのか注目していきたい」とまとめた。

続きを表示

2022年12月21日のニュース