井上貴博アナ 国葬の位置付けに議論必要性訴え「議論があまり行われないまま行われたことは否めない」

[ 2022年9月27日 18:43 ]

TBS・井上貴博アナウンサー
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 TBS井上貴博アナウンサー(38)が27日、同局系「Nスタ」(後3・49)に生出演し、安倍晋三元首相(享年67)の国葬をめぐる議論で政府の今後について私見を語った。

 午後2時過ぎから始まった国葬は、葬儀委員長の岸田文雄首相や菅義偉前首相の追悼の辞、献花などを経て午後6時過ぎに終了。井上アナはホラン千秋とともに、昭恵夫人が遺骨を抱え退出する姿を実況した。

 井上アナは「先日、イギリスのエリザベス女王が亡くなられた時の国葬、そういったものも目にする。そういった中で、日本の国葬とは一体、どういうものなのか。政府の説明では、大喪の礼とは違うんだという説明がなされました」と経緯を説明。その上で「ではその中で、国葬をどのような基準で、どういう位置づけで行っていくのか、その議論があまり行われないまま国葬が行われたことは否めないんだろうとは思います」と分析した。

 国会を通さずに閣議で決められたプロセスなどにより、国民の賛否は二分されたまま執り行われた国葬。井上アナは「安倍元総理を悼みたいと思ってらっしゃる方も多くいらっしゃる。だけれども、国葬は反対だと思ってらっしゃる方も多くいらっしゃる。その中で感情がぶつかり合う、分断のような、そういった形になってしまった」と指摘。「そこを政府として今後、これからでも国会を含めてどこまで説明がなされていくか」と、今後も政府の説明責任が求められるとした。

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2022年9月27日のニュース