「ちむどんどん」房子、沖縄の海に「ただいま!」仲間由紀恵は琉球舞踊 草刈正雄も登場 ベテラン勢が好演

[ 2022年9月27日 08:30 ]

連続テレビ小説「ちむどんどん」第122話。優子(仲間由紀恵)と房子(原田美枝子・右)(C)NHK
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 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は27日、第122話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を執筆。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 第122話は、1985年(昭和60年)。「アッラ・フォンターナ」のオーナー・房子(原田美枝子)が沖縄・やんばるを訪問。暢子(黒島)は師匠との再会を大いに喜ぶ。房子の目的は、優子(仲間由紀恵)を“ある人”に引き合わせるためだった…という展開。

 “ある人”とは、東京から足を運んだ大里五郎(草刈正雄)。40年前の沖縄戦、優子の姉・与那城時恵を看取ったと伝え、時恵の遺品「ジーファー」(沖縄のかんざし)を届けた。

 優子は「最期を看取ってくださり、ありがとうございます。生きているのか、死んでしまったのか、ずっと分からなかった。だけど、ようやく。本当にありがとうございます。ネーネー、うちは(弟の)秀夫を守れなかった。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。帰ってきてくれて、ありがとう」――。時恵が両親にねだって買ってもらった宝物のジーファーを抱き締めた。

 日が暮れ、優子は琉球舞踊を披露。歌子(上白石萌歌)は「浜千鳥節」を歌い上げた。

 そして、房子と優子は浜へ。

 房子「聞いていた通りの島だった。両親がよく言っていたんです。世界で一番美しい島だよって」

 優子「いろんなことが変わりました。だけど、この海は変わりません」

 房子「(立ち上がって、裸足になり)故郷を知らずに育ち、自分の境遇を恨んだこともある。だけど今は、ただいま!ありがとう、優子さんのおかげです」

 優子「うちは何も。これからも、どうぞよろしくお願いします」

 房子「あー、沖縄に来てよかった!」

 草刈、仲間、原田が好演を披露した。

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