安倍元首相国葬 出席の元外交官・宮家邦彦氏「荘厳な気持ちに」「やって良かったんじゃないかな」

[ 2022年9月27日 17:04 ]

 元外交官の宮家邦彦氏が27日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、この日、東京・北の丸公園の日本武道館で行われた安倍晋三元首相(享年67)の国葬に参列したことを報告した。

 喪服姿で出演した宮家氏は「お骨が到着して、中にいると礼砲(弔砲)がドーン…ドーンって。それを聞くとピュアな気持ちになり、荘厳な気持ちになって」と、開式直前の様子を伝えた。さらに「いろんなことを言われましたけどね、私は最大限の哀悼の意を国家として表するというのは、やって良かったんじゃないかなというのは率直な気持ちです」と語っていた。

 バイデン米大統領ら、G7の現役首脳の出席はゼロだったが、宮家氏は「アメリカは11月に中間選挙があるので、大統領が来るわけにはいかなかっただろうと思う」と事情に納得。「そういう意味では、クワッドの首脳級がそろった。さらに各国から心のこもったメッセージとともに、それなりの人をちゃんと送ってきたなと思いますね」と話していた。

 安倍元首相は2期の政権で、日本憲政史上最長の通算8年8カ月、首相を務めた。7月8日、奈良市内で参院選の応援演説中に背後から銃撃され、搬送先の病院で死亡が確認された。岸田文雄首相は国葬の実施を閣議決定したが、国会での審議を経ずに決定した過程などに国民の意見は分かれ、この日も東京・日比谷公園で抗議デモが行われた。

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2022年9月27日のニュース