安倍元首相国葬 菅前首相の感動弔辞をフジ松山俊行氏解説「朴訥な言い方だけに真実を突いている気が」

[ 2022年9月27日 17:35 ]

 フジテレビの松山俊行政治部長が27日、同局系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)に生出演し、この日、行われた安倍晋三元首相(享年67)の国葬で追悼の辞を述べた菅義偉首相のエピソードを披露した。

 安倍首相は第1次政権では、体調不良のため1年で辞任。自民党はその後、政権を失った。松山氏は「我々は安倍さんがもう1度総理になるとは想像も付かなかったんですけど、菅さんは会うたびに“何としても安倍さんを付けてあげたいんだ”ということを繰り返しおっしゃっていました」と、菅氏の熱意に驚いたことを明かした。

 追悼の辞で菅氏は、自民党総裁選再出馬をしり込みする安倍元首相を、銀座の焼き鳥店で3時間にかけて説得し、出馬を決意させた秘話を明かした。松山氏は「ここで何とか政治生命をかけて説得して、何とか政権に返り咲いてもらった。その意味も含めて、今回の演説の中にその思いを込めたんだろうと思います」と、菅氏の真意を推測した。

 7年8カ月にわたる第2次安倍政権で、菅氏は官房長官を務め続けた。松山氏は「“苦楽をともにした7年8カ月、本当に幸せでした”と言っている言葉がほとんど震えていましたけど、銃撃を受けたという一報を受けて、“とにかく同じ空気を吸いたいんだ、寂しがり屋の安倍さんのことだから”ということをおっしゃっていた菅さんらしい、本当に朴訥な言い方だけに、真実を突いているという気がしますね」と振り返った。

 松山氏の解説に、フリーアナウンサー加藤綾子は「絆というか、信頼感をうかがえる弔辞でしたよね」と感想を口にしていた。

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2022年9月27日のニュース