安倍元首相国葬　映画放送のテレ東、反対派取り込んだ？「ベートーベンを見て、静かに国葬反対」

テレビ東京
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　7月の選挙応援演説中に銃撃され、死去した安倍晋三元首相（享年67）の国葬が27日、東京・北の丸公園の日本武道館で行われた。テレビ各局が国葬の生中継などを行う中、テレビ東京は相変わらずの独自路線で、ツイッター上で話題になっている。

　テレ東は国葬開始直前の午後1時40分から5分間、国葬の報道特番を設けたが、1時45分からは、午後のロードショー枠で映画「ベートーベン」を予定通り放送。「安倍さん」「菅さんの弔辞」「追悼の辞」など国葬関連のワードと並び、「ベートーベン」もトレンド上位に入った。

　「ベートーベン」は、ペット泥棒から逃げ出したセントバーナードと家族のコミカルかつ心温まる物語。ツイッターには「うむ、安定のテレ東クオリティー」「国葬放送5分で午後ロードはいつも通りってさすがテレ東」「やっぱりテレ東の独自路線は最高です！」「だからテレ東が好きなんだよ」と、その一貫した姿勢を評価する声が多く上がった。

　実施をめぐって賛否が分かれた国葬。中には「自分は国葬反対なので、テレビ中継なんか絶対観ないし、テレビ中継しないテレビ東京はさすがです！」「テレ東でベートーベンを見て、静かに国葬反対」と、反対派も取り込んだ様子だった。一方で「いいね、テレ東。視聴率どうなんやろ」と、数字を心配する声もあった。