はるな愛 学生時代のいじめ体験「自分の立ち位置が分からず不安だった」「今はSNSがあるから…」

[ 2022年5月12日 15:46 ]

タレントのはるな愛
Photo By スポニチ

 タレントの、はるな愛(49)が12日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜後1・00)に出演。11日に出席した、自民党本部で開かれた「いじめ撲滅プロジェクトチーム」の会合や、いじめ問題についてコメントした。

 同会合で、自らが中学生の時に受けたいじめ体験について明かした、はるな。「なんで毎日こんなにつらいんだろうと思った。何度も人生を終わろうと思ったけど、家族が悲しむと思って、何度もとどまった」「私の経験よりも、もっと過酷な方もたくさんいる。本当に今も生きるのが嫌な子供達もいるけど、絶対に生きてほしいし、絶対に命を絶ってほしくない。本気で地域から、家庭から変わってもらいたい。絶対に自分の居場所があるから、諦めないで欲しい」など、多様性を知ることは重要だと訴えた。

 会合を振り返り、「自分の体験談しかないんですけども」と前置きしたうえで、自らの小中学生時代について、「うちの学校はすごく閉鎖的なイメージがあった。社会に出る子供たちなのに社会とのつながりがないなって。だから色んな人がいるっていうことをもっと教育の時から教えて欲しいし」と言及。「いじめられていた時って、中学校の時なんて特にですけど、自分の立ち位置が分からなくて不安だった。いじめっ子っていうのは悪い子じゃないんですよね。弱い子を見つけていじめたら“アイツをいじめるような俺なんだよ”ってちょっとした立ち位置を見つける」としつつ、「(子供が)初めて人との距離をつめる学校って社会じゃないですか。立ち位置がもちろん不安だから、そこをやっぱり誰かが…。今はSNSがあるから大人の目がないところなんていっぱいあるけど、いろんな人がいるってことで不安なのは当たり前だよってことを、まず教えて欲しい」と力説した。

 大人になった今でも、パーティーの席やイベント時など、自分の立ち位置が分からず不安になることがあるという。「そんな時に知り合いからのイジリが傷つく時もある。いつもなら笑えるイジリが今日は笑えないということが、いじめに受けることも。朝起きてみんなが同じような気持ちで(その場に)来ていないから」と説明。「昨日なんか特に私、悲しいニュースを見て、そこ(会合)に行ったわけであって…みんないろんな思いがあってそこに来るから。そういう(相手の)気持ちが分かったら、学校でも”ごめんな”って言えるような環境をもうちょっと学べたらなって思いますね」と願いを語っていた。

続きを表示

2022年5月12日のニュース