吉高由里子が紫式部に 24年大河「光る君へ」7年ぶり女性主人公

[ 2022年5月12日 05:00 ]

24年大河ドラマ「光る君へ」で主演する吉高由里子(C)NHK
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 NHKは11日、東京・渋谷の同局で会見し、2024年放送の大河ドラマのタイトルが「光る君へ」で、主人公の紫式部を吉高由里子(33)が演じると発表した。脚本は大石静氏が手掛ける。

 物語は平安時代が舞台。世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部の生涯を、きらびやかな貴族の世界や、心を寄せる最高権力者の藤原道長との関係などを織り交ぜて描く。

 会見に出席した大石氏は「戦がない時代、男性のエネルギーは女性に向かっていったのではないか」とし「平安時代のセックス&バイオレンスを描きたい」と意気込んだ。“衝撃宣言”を受けた吉高は「血肉をむさぼるのかな?」と大笑いで応じた。

 大石氏はさらにオリジナルストーリーに込めた思いについて「(大河で)おなじみの人物とは趣が違って挑戦しがいがある。この時代は『華麗なる一族』と『ゴッドファーザー』を足して3倍にしたくらいの権力闘争がある」と語った。

 大河ドラマとしては平将門を描いた「風と雲と虹と」(1976年)に次いで2番目に古い時代になるという。大石氏は06年の「功名が辻」に続き2回目の大河ドラマだ。

 女性が主役の大河ドラマは2017年の「おんな城主直虎」(主演・柴咲コウ)以来7年ぶり。吉高は14年に同局の連続テレビ小説「花子とアン」で主演を務めており「10年ぶりに大きな長い作品に携わることができる」と笑顔。今年3月末にオファーを受けたが、周囲に明かせず「秘密を抱えるってこんなにゾビゾビするんだっていう日常だった」と独特の表現で笑わせた。

 大河ドラマは、放送中の「鎌倉殿の13人」に続き、23年は松本潤(38)主演の「どうする家康」に決まっている。

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2022年5月12日のニュース