桂文枝 独演会ツアーで西川きよしと新作漫才やります「ダウンタウンさんのようにはできないけど」

[ 2022年5月12日 11:27 ]

「笑って元気に!いらっしゃーい!!ツアー 桂文枝の落語家55周年記念独演会」について発表した桂文枝
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 落語家・桂文枝(78)は12日、大阪市内で「笑って元気に!いらっしゃーい!!ツアー 桂文枝の落語家55周年記念独演会」の発表会見に出席。「110周年の吉本に入ってちょうど半分の55年をやらせてもらい、感慨深いものがあります。集大成。誕生日で79歳になりますが、元気な姿を見ていただいて、思い出に残るような公演にしたい」と決意を語った。当日はゲストの西川きよし(75)とコンビを組んで、新作漫才を披露することも明かした。

 自身の79回目の誕生日で、六代桂文枝襲名10周年となる7月16日に、なんばグランド花月(NGK)で「吉本興業110周年感謝祭」の公演として「落語家55周年記念独演会」を開催。当日はゲストに林家木久扇(84)、西川、ジャルジャルの後藤淳平(38)、福徳秀介(38)の4人を迎える。

 木久扇は「ケガをされた時に代わりをやらせていただいた」という仲。東京での仕事で同席した際に「ぜひ一緒にやりたい」と申し出て、念願が叶った。

 西川は73年から10年以上にわたって関西テレビの超人気番組「パンチDEデート」の司会を2人で務めた間柄。「きよし・文枝のコンビで新しいネタを作ってやりたい。ダウンタウンさんのようにその場の雰囲気でやることはできないけど、できるだけ稽古もして、面白い漫才をやります」と本気モードで臨む。

 ジャルジャルは関西大の後輩で、文枝が講師を務めていたときに授業を受けていたそうだ。「難しい、ややこしいコントにボクも絡めればいいなと」とコント師の2人の間に割って入る構えだ。

 文枝は4月27日に体調不良を訴え、28日に新型コロナ感染が判明。自宅で療養し、6日から東京・銀座で「東京グランド花月」に出演し復帰。10日からNGKの舞台にも立っている。プロになって55年の月日を「順風満帆」と言いながら、コロナ禍に加え、昨年1月には妻・真由美さん、母・治子さんが相次いで亡くなるなど、ここ数年は波瀾万丈。特にこの1年間は「寂しくてつらいことも。人が亡くなるネタはやらなかった」と落ち込むところもあった。だが、今年に入って創作活動も再開して「3つほど考えています。『人生の仕上げ』というか、僕の役目は次の世代にバトンを渡すこと。次の世代につながる落語を作りたい」と決意を口にした。

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2022年5月12日のニュース