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有吉、土田、ひとり…上島さん 後輩から慕われた人柄 「竜兵会」で世話した芸人が売れっ子に

[ 2022年5月12日 05:00 ]

上島竜兵さん死去

07年2月、イベントに集った(左から)肥後、ノッチ、上島さん、安田、有吉、スギ。じゃい(手前)、ゆうぞう(後ろ)
Photo By スポニチ

 有吉弘行(47)や土田晃之(49)、劇団ひとり(45)らが上島さんを囲んで酒を飲んだ「竜兵会」。元々は1990年ごろ、上島さんが同じ事務所の後輩芸人らを集めて草野球チームを結成。わずか2試合ほどで解散したが、飲み会はその後も続けられた。

 竜兵会行きつけの店の一つだった東京都中野区の韓国料理店「オジャンドン」のキム・グムヨンさん(58)は「上島さんはコロナ前、頻繁に来店されていた。店には上島さんの指定席があった。いつ来てもいいように空けていた」。「竜兵会」の文字入りのボトルがキープされ、専用グラスも店には残されている。「テレビで見るままの優しい人だった」。キムさんはそう振り返った。

 多くのメンバーは竜兵会に呼ばれた当初、仕事に恵まれず暇を持て余していた若手だった。面倒見のいい上島さんは、飲み代はもちろん帰りのタクシー代や小遣いを渡していた。「進め!電波少年」で人気者となったものの、その後、仕事が激減していた有吉にとって上島さんは恩人になった。「竜兵会」に連れ出し、ほかの芸人との交流の場をつくったほか、会うたびに500円を有吉に渡していたことでも知られる。有吉は周囲に「上島さんがいなかったらとっくに野垂れ死んでますよ」と感謝。「涙をこぼすのは上島さんの葬式だけ」と過去にツイートしていた。

 劇団ひとりは番組出演のチャンスが巡ってきた際に「上島さんと仲が良いと知ったスタッフさんと、話す話題ができて助けられた」。上島さんの「竜兵会」でのエピソードは爆笑を誘うものが多く、交流を広げるきっかけにもなった。上島さんは、面識のない若手も積極的に連絡先を聞いて勧誘。人と人とを結びつけた。

 後輩たちが次々ブレークしていくことを、上島さんは「あいつらが売れるのが素直にうれしい」と喜んでいた。自身を「誰より子分肌」と表現し、上下関係を強要しない人柄は、後輩たちの躍進後も変わらなかった。後輩たちも、不遇の時期を支えてくれた大先輩に感謝。土田がテレビ番組で「上島さんの老後は、竜兵会が面倒を見る」と発言したこともあった。

 突然の別れに竜兵会の悲しみは計り知れない。12日午前0時現在、有吉ら竜兵会メンバーはコメントを出しておらず衝撃の大きさがうかがえる。

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