古市憲寿氏 軍事化する近隣諸国との向き合い方懸念「戦国時代みたいな国の中でどうバランス取るか」

[ 2022年4月21日 18:26 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏が21日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、ロシアをはじめとした軍事力を誇示する近隣諸国について私見を語った。

 ロシア国防省は20日、新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」の発射実験を行い、成功したことを発表。番組では、米国人記者がSNSで、ミサイル発射実験を繰り返し、映像を公開する手法を「特大サイズの北朝鮮」と揶揄する投稿を紹介した。

 古市氏も「アメリカに対する威嚇戦略は北朝鮮的でもあるし、一方で冷戦時代に戻ったなという感じもします。アメリカとソ連が核兵器の脅威をちらつかせながらある種、均衡を保ってきていた。その時代に戻りつつあるという気もするんです」とコメントした。

 軍事力をもって現状変更を強行しようとするプーチン大統領について、古市氏は「ロシアの行動原理、現代日本からするとすごく分かりにくいですけど、プーチン大統領って日本でたとえるなら、戦国時代の武将的でもある。戦って武力で世界を変えようとした時代という」と持論を披露。「彼らには彼らのルールがある」としつつ、「日本はそういう価値観の国、ロシア、中国、北朝鮮に囲まれているわけで、戦国時代が続いているみたいな国の中で、どうバランスを取って生きていけるかが、今後の本当に深刻な課題だなって思います」と懸念を示した。

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2022年4月21日のニュース