「ちむどんどん」暢子、涙の決断!稲垣来泉の名演にネット絶賛&もらい泣き 朝ドラ名物立ち聞きは4人版

[ 2022年4月21日 08:15 ]

連続テレビ小説「ちむどんどん」第9話。暢子(稲垣来泉・中央)は「うちが行く。うち、東京に行きたい」(C)NHK
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 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は21日、第9話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心胸・心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎える沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 第9話は、運動会が終わり、比嘉家の家族は史彦(戸次重幸)や和彦(田中奏生)たちと気持ちよく暮らしを再開したが、仕事が少ない地域事情もあり、母・優子(仲間由紀恵)だけで一家の経済を支えるのは厳しい。暢子(稲垣来泉)たちが心配する中、優子の体は疲労がたまってしまう。そこに、遠い親戚から1通の手紙が届く。その中身は思ってもみなかった申し出。優子は大きな悩みを抱え…という展開。

 手紙の差出人は、東京にいる亡くなった賢三(大森南朋)のおば。子どもを1人引き取り、面倒を見てもいいという。4きょうだいは優子らの会話を“立ち聞き”してしまい、優子(土屋希乃)は洋服、歌子(布施愛織)は歌手、賢秀(浅川大治)は漫画本、暢子(稲垣来泉)は料理と、東京に興味津々。暢子は「行きたくないけど、これ以上、お母さんを難儀させたくないし…」と悩む。

 そして、史彦が教壇に立ち「民俗学とは、みんなの思い出なんだと思います。この村には、ここで暮らした人たちの思い出があります。ただ、思い出なんてお金にはならない。思い出で経済は発展しません。でも、つらいことや悲しいことがあった時、間違った道に進みそうになった時、子どもの頃にこの村の山や海で過ごした思い出、美味しいものを食べた思い出、家族や友達と笑い合った思い出がきっとみんなを正しい道に導いてくれます。大好きな人と離ればなれになった時も、心と心をつないでくれます。それは、この村に限りません。沖縄の、日本の、世界中のどこの村でも、どこの町でも同じなんです。そして思い出は必ず、それぞれに違います。その違いを知って、互いを尊重してください。その先にだけ、幸せな未来が待っていると、私はそう思っています。みんな1人1人に、これからどんな未来が待っているのか、誰にも分かりません。不安なことも不運なことも、きっとあると思います。でもどうか、人生を恐れないでください。人生は、幸せになろうとする道のりです。明日は今日よりも、きっと幸せになれる。その信念を持ち続ける勇気を、思い出が支えてくれると、私はそう信じています」――。暢子の背中を押した。

 夜、家族会議。最後に暢子が立ち上がり「うちが行く。うち、東京に行きたい」と目に涙をためた。

 SNS上には「朝ドラ名物、トーテムポール立ち聞き」「4人立ち聞きは、なかなかのパワープレイだなw」「暢子ー!泣」「朝から涙が出るなぁ」「暢子の精いっぱいの強がりじゃないか」「最後の暢子ちゃんの表情、天才かよ」「暢子ぉー。健気すぎるよ。最後の表情で泣かされたよー」「涙をこらえての笑顔。本心を隠しての『東京へ行きたい!』に泣く。暢子役の子、凄い演技力!」などの声が続出。子役・稲垣の演技力が絶賛された。

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