中村雅俊が柳生博さん追悼「教えは色褪せる事なく、俺の心にしっかり残っています」デビュー作で共演

[ 2022年4月21日 16:49 ]

中村雅俊
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 俳優で日本野鳥の会名誉会長の柳生博(やぎゅう・ひろし)さんが16日、老衰のため山梨県北杜市の自宅で亡くなった。85歳だった。訃報を受け、日本テレビ系ドラマ「われら青春!」で共演した俳優・歌手の中村雅俊(71)が追悼コメントを発表した。

 中村は「デビュー作品、『われら青春!』では、俺の学生アパートまで来て、これからの役者としての生き方、心構えを熱く指導してくださいました」と回顧。「あれから48年、教えは色褪せる事なく、俺の心にしっかり残っています。ご冥福をお祈りします」と悼んだ。

 柳生さんは1937年(昭和12年)生まれ。船員を目指して東京商船大学(現、東京海洋大学)に入学も体を壊して中退し、俳優を志して俳優座養成所に入所。映画、テレビドラマで脇役として活躍。77年のNHK朝の連続テレビ小説「いちばん星」(77年)日本テレビ系学園ドラマ「青春ド真ん中!」(78年)などに出演。NHK大河ドラマは「竜馬がゆく」(68年)、「八代将軍吉宗」(95年)など計9作に登場した。

 81年から93年まで司会を務めた、テレビ朝日系「100万円クイズハンター」では、番組の終盤での「ハンターチャンス!」の決めぜりふで人気を博した。また、フジテレビ系「平成教育委員会」ではレギュラー解答者、NHK「生きもの地球紀行」ではナレーションを務め、洋画の吹き替えではジェームズ・スチュアートの役を担当した。

 70年代に東京から山梨へ転居。作庭家として活動。04年に日本野鳥の会の5代目会長に就任し、15年にわたって務め上げ名誉会長に。19年にテレビ朝日系ドラマ「やすらぎの刻~道」で20年ぶりにテレビドラマに出演した。

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