渡辺名人が連勝「いいスタートを切れたが、7番勝負は長いので」名人戦第2局

[ 2022年4月21日 05:30 ]

連勝スタートの渡辺明名人(日本将棋連盟提供)
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 将棋の第80期名人戦7番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)第2局は20日、金沢市の「金沢犀川温泉 川端の湯 滝亭」で第2日を指し継ぎ、後手の渡辺明名人(37)=棋王含む2冠=が挑戦者・斎藤慎太郎八段(29)を132手で下した。

 先手の斎藤が早繰り銀を採用した今局は、第2日の午後までは張り詰めた展開。だが斎藤の角打ちを緩手とみた渡辺が終盤に怒濤(どとう)の攻めを敢行し、そのまま押し切った。開幕戦に続き2連勝を飾り、3連覇へあと2勝と迫った渡辺は「いいスタートを切れたが、7番勝負は長いので、また来月から(新たに)やっていこうと思います」と慎重に話した。第3局は5月7、8日に福岡市で行われる。

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2022年4月21日のニュース