清原博弁護士 プルシェンコ氏主催のアイスショーの政治色に「利用されてしまっているような感じがある」

[ 2022年4月13日 16:40 ]

東京・汐留の日本テレビ社屋
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 国際弁護士の清原博氏が13日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜1・55)にリモートで生出演。フィギュアスケート男子の06年トリノ冬季五輪金メダリスト、エフゲニー・プルシェンコ氏(39=ロシア)が主催したアイスショーについて言及した。

 プルシェンコ氏が主催したのは、9日にロシア南部のトゥーラで開催されたアイスショー「ユニオン・オブ・チャンピオンズ」。ロシア軍のウクライナ侵攻の支持の象徴となっている「Z」の文字がチケットのロゴなどに入るなど政治色が強いもので、会場ではロシア軍の兵士に手紙を書くブースも設置。参加した、15年世界選手権女王のエリザベータ・トゥクタミシェワは「私はスポーツは政治と切り離されているものを信じていましたが、きょう、それが違っていたことが分かりました」と戸惑いの声を上げた。プルシェンコ氏はインスタグラムなどで「私は大統領を信じている」とプーチン大統領支持を表明している。

 清原氏は「自分自身の意志でこういった運営をされていると、プルシェンコ氏は思っていなくて、やはり利用されてしまっているような感じがある」と指摘。「ロシアの若い人たちはSNSを使っていますから、ある程度西側の情報も入ってくると。ロシア政府としては若い人を何とか、ロシア軍を支援するような気持ちにさせたいと。アイスショー、スポーツイベントをロシア政府は利用して愛国心を若者に広げようとしているんじゃないかな」とし「そういう中でプルシェンコ氏のイベントが使われてしまったような感じがします」と自身の考えを語った。

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2022年4月13日のニュース