「INI」にも「OCTPATH」にも落選のコンビ デビューへ“3軍”から下克上!BSよしもとが密着

[ 2022年4月13日 05:30 ]

"3軍"からの下克上を狙う阪本航紀(左)と篠原瑞希
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 夢にしがみつく男たちのリベンジが始まる。

 男性11人組グループ「JO1」を生んだ大型オーディション番組の第2弾で、11人組「INI」を誕生させた「PRODUCE 101 JAPAN シーズン2」で脱落した篠原瑞希(22)、阪本航紀(21)の2人が、BSよしもとで16日から始まる新番組「僕たち、デビューできるかな??」(第3土曜後9・30)に登場する。1年以内のメジャーデビューを目指して奮起する姿を追う。篠原と阪本は「JO1やINIの二番煎じではなく、下克上を狙いたい!」と力強く語った。

 もがき苦しむ日々だった。昨年2月から始まった「PRODUCE…」で練習生として厳しいレッスンに励んだが、阪本はファイナルに残った21人中21位、篠原はその手前で脱落し28位。元練習生で結成された8人組「OCTPATH」にも選ばれず、いわば“3軍”の2人だ。

 デビューの道が断たれた後、篠原は「エンタメに携わる仕事がしたかった」と、マネジャーなど裏方の就職活動を始めた。阪本は「しばらく目立ちたくなかった」と、東京パラリンピック期間中、希望者にPCR検査キットを配布するアルバイトをしていたという。

 それでも2人は「夢を諦めきれなかった」と、昨年末から始動した今回の企画に参加。しかし、当初4人で活動するはずだった予定が、直前で2人が辞退。篠原と阪本でデビューを目指すことになった。

 オーディション中はファンの間で“不仲説”が流れたコンビでもある。ただ、取材中、篠原の手相に強運を表す「マスカケ線」があることが分かると、阪本が「どれ!?」と興味津々でのぞき込み、まるで兄弟のような仲の良さだった。

 2人をデビューに導くため、ソニー・ミュージック、吉本興業、そして「モーニング娘。」の生みの親である和田薫氏が立ち上がった。ソニーの関係者は「今後メンバーが追加される可能性はあります」としている。阪本は「最初は比べられることも多いと思うが、関係ない。目標は5大ドーム制覇」と話し、篠原は「3軍と呼ばれるのは嫌。1軍ではなく、唯一無二の“0軍”に向かって突っ走りたい!」と意気込む。再スタートの号砲が鳴った。

 ◇篠原 瑞希(しのはら・みずき)東京都出身の22歳。オーディション応募のきっかけは「アイドルとしての再挑戦」。高校生の時にアイドルになることを諦めたことがある。パフォーマンス中の表情管理がうまく、リーダーシップにたけている。好きな食べ物は唐揚げ。1メートル71、血液型B。

 ◇阪本 航紀(さかもと・こうき)千葉県出身の21歳。オーディション応募のきっかけは「たくさんの人に笑顔・感動を届けたいから」。かわいらしい顔立ちと透き通るような歌声の持ち主。好きな食べ物はいちごで、ファンネームは「いちご大福」。1メートル71、血液型A。

 《韓国発の番組》「PRODUCE…」は女性12人組グループ「IZ*ONE」などを生んだ韓国発の番組。視聴者は「国民プロデューサー」と呼ばれ、全国各地から集まった101人の練習生たちに投票。選ばれた11人だけがデビューできる。19年開催のシーズン1で「JO1」、同2で「INI」が誕生した。同2は昨年2月から始まり、グループ評価、ポジション評価、コンセプト評価といった課題に挑戦する様子がGYAO!で配信されていた。

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2022年4月13日のニュース