中村逸郎氏 ロシア軍、サリン使用の可能性に「限りなくドボルニコフ氏がかかわったんだろうなと」

[ 2022年4月13日 15:29 ]

フジテレビ社屋
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 ロシア政治を専門とする筑波学院大・中村逸郎教授が13日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。ロシア軍が化学兵器、サリンを使用した可能性に言及した。

 番組では、ウクライナ南東部の街マリウポリで、ロシア軍が化学兵器を使用した可能性が浮上したと伝えた。マリウポリを防衛するウクライナの大隊は、SNSで、ロシア軍が無人機でマリウポリに正体不明の有害物質を投下したと投稿。多くの人が呼吸不全などの症状を示したとし、地元メディアは、サリンの可能性があると報じたという。

 MCの谷原章介が「ドボルニコフ氏が総司令官になった途端、化学兵器使用の可能性が出てきました。いかがでしょう?」と聞くと、中村氏は「ドボルニコフ氏というと私達からするとシリアで2015~16年にあたりにこういった化学兵器を使ったのではないかという形で、シリアの情勢ががらりと変わったんですね。その後、ロシア側は2017年にこういった化学兵器は全部破棄したと言っているんですが、ドボルニコフ氏がウクライナの今回のロシア軍の総司令官になったということで、限りなくドボルニコフ氏がかかわったんだろうなと思うんです。ドボルニコフ氏は非常に怖い人だとロシア国内でも言われていて、自分の国の前線の兵士の犠牲をいとわない人なんだと。そこまで非常に残虐なやり方で攻撃を仕掛けると言われている。ですから、まさに今回もドボルニコフ氏がかかわった可能性が高いということだと思います」と自身の見解を述べた。

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2022年4月13日のニュース