大黒摩季、27歳で子宮内膜症が判明 治療か歌か…“肛門から鉄の棒を仕込まれるような痛み”に耐えライブ

[ 2022年4月13日 11:50 ]

大黒摩季
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 シンガーソングライターの大黒摩季(52)が13日、NHK「あさイチ」(月~金曜前8・15)に生出演。子宮内膜症で苦しんだ過去を明かした。

 27歳で病気が判明し、45歳で子宮を摘出した大黒。学生時代から生理の痛みに我慢を重ね、電車で血まみれで倒れたこともあったという。子宮内膜症と診断されたのはデビューして5年、初のライブを直前に控えたタイミングだった。症状はかなり進行しており、医師からは治療に専念するか歌を取るかの選択を迫られたが、大黒は歌を選んだ。

 痛みに耐えることを選んだ大黒は「どうしていつもこういう究極の選択が来るかねと思いますけどね」としながらも、「その時は本当に4万7000人のお客様に(チケットが)発券されていて」と振り返った。ホルモン治療が必要だったが「更年期ぐらいにホルモンを落とすと(声の)キーが下がる。デビューライブなのにキーが出ない。薬を止めると、ゼロに戻る。どっちを取るかという。(医師から)『このままいくといずれ子供を産めなくなっちゃうよ。やるなら今だよ』と言うのが半年前です。ライブの」。悩んだ大黒は海に出かけ、「未来にかけてみようって。日本の医学を信じようと思って。その先に凄い薬を作ってくれる学者さんがいるはずだって」と歌を取ることを選択したとした。

 スタジオの専門医は子宮内膜症の痛みは「肛門から鉄の棒を仕込まれるような痛み」と表現。大黒は「図からなんか全部わかります」と同調し、「私なんかパワフルだって言われてるから、痛みこらえてとか絶対言っちゃいけない。歌詞とかが冷めるから。強いイメージもあるから、そこで『痛い痛い』って言えなかったし」と振り返った。

 子宮内膜症のほかに子宮筋腫と子宮腺筋症を発症しており、「チョコレートのう胞もあったし、本当にセットでお届けみたいな」と明かすと、「先生がおっしゃったみたいな、鉄でぐりっとやられるようなね(痛みで)。私みたいなパンチがあるタイプは、腹筋と背筋で横隔膜を絞る感じになるんで、痛いところぎゅーっと絞られるてるときにさらにぎゅーっていうのが。雑巾絞るみたいなのがもっと強烈な感じ。『ヒアウイゴー』ってやるときに、オウッてなるような。集中してるとあれなんですけど、MCとかで水を飲みに行くときに気を抜くと、オッて」と語った。

 痛み止めを飲んでいたのかと聞かれると、「飲んじゃうともうろうとしちゃうんで。バラードコーナーまでは飲めないなみたいな。そっからイケイケゴーってなるときに、パッと飲んだりして」と説明した。

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2022年4月13日のニュース