モグライダー・ともしげ　漫才で観客にウケるも「なんで笑うんだよ！」と怒った過去

お笑いコンビ「モグライダー」の芝大輔（左）、ともしげ
Photo By スポニチ

　お笑いコンビ「モグライダー」ともしげ（39）が13日放送のフジテレビ「ホンマでっか！？TV」（水曜後9・00）に出演し、観客に向かって“暴言”を吐いてしまったことを明かした。

　「イライラが止まらない！相方・メンバーへの不満、集団人生相談」のテーマで、ともしげは相方・芝大輔に対して「ネタ合わせを全然してくれない」と苦情を入れた。昨年の「M－1グランプリ」決勝に進出した際も「1回もネタ合わせをしないまま収録を迎えて」とぶっつけ本番で臨んだことを明かした。

　これに芝は「これは言わせてください。基本（ともしげを）ボケさせないようにネタを作る。間違えたところで（笑いが）なればってところで作る」と意図があると反論。さらに、コンビ結成当初はネタの中にボケを用意していたが「用意したボケをやる時にギューって目をつむるクセがあるのがわかって。見てらんない」と、ネタ合わせをしなくなった理由を上げた。

　また、ともしげは「ボケはウソを言うことだ」と認識しており、ある年の「M－1グランプリ」予選1回戦では持ち時間の2分間ずっと目をつむったままだったという。そういった経緯から「これはダメだと思って変えた」と芝の語りにスタジオは納得していた。

　生物評論家の池田清彦氏からは「素直でいい子」と伝えられたが、ともしげは「不安は不安。裸ん坊で舞台に上がっている感じ」とネタ中の心境を吐露。芝は「抵抗があるのか、みんなの前でネタやってて、用意したネタを1個も言えなくて。間違えまくるから、そっちがウケ始めた。それは『恥ずかしい』って言って『笑うな！』って怒った」と観客に向かって“暴言”を吐いていたことを暴露した。

　ともしげは「本当に嫌だった。せっかく人が書いてきてくれたネタを台無しにしちゃったから『なんで笑うんだよ！』って怒っちゃって」と振り返ると、MCの明石家さんまが「カッコええ漫才師やな」と大喜び。ともしげは「笑わしたかったんですよ。笑われるんじゃなくて」と悲し気な表情でつぶやいていた。