中村逸郎氏 プーチン氏の“核のカバン”に「単に圧力だけでなく、もしかしたら…私達は警戒しておくべき」

[ 2022年4月13日 15:33 ]

フジテレビ社屋
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 ロシア政治を専門とする筑波学院大・中村逸郎教授が13日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。プーチン大統領が持つ「核のカバン」に言及した。

 番組では、ロシアのプーチン大統領が持つ黒いカバンに注目が集まっているとし、8日に赤いバラの花束を手に葬儀の場に現れたプーチン氏の背後の警護スタッフの手の黒いカバンについて、英メディアが、このカバンは「遠隔で核ミサイルを発射するための核のカバン」だと指摘していると伝えた。

 MCの谷原章介が「プーチン大統領、公の席で核の力、見せつけてますね」と言うと、中村氏は「実はプーチン大統領は核使用について3つの条件を出してるんですよ。1つはロシア本国が攻撃を受けた時。また同盟国が受けた時。まあここはよく分かるんですが、3つ目がポイントで、ロシアの存立基盤が崩された時、攻撃を受けた時。つまりこの3つ目の解釈なんですが、デフォルトに陥った時に使用するってことなんですね」と指摘。そして「ですのでプーチン大統領はずっと核バッグを持ち歩いてますけれども、それは圧力と同時に1つは今、欧米からロシアに対する非常に厳しい経済制裁が入っている。そうした中で経済がどんどん悪くなっている。そして国債の未払いも、ルーブル払いという問題も出て来て、非常にロシアの存立基盤が崩されようとしている中でこういった核バッグを見せてきているってことは、単に圧力だけでなく、もしかしたら本当に使用するかもしれないということを私達は警戒しておくべきことだと思う」と自身の見解を述べた。

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2022年4月13日のニュース