オール阪神の芸人魂 「メニエール病で目がグルグル回る」も巨人と吉本110周年舞台務める

[ 2022年4月2日 14:57 ]

伝説の一日に登場した「オール阪神・巨人」
Photo By 提供写真

 吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」が2日、大阪ミナミの「なんばグランド花月(NGK)」でスタート。初日2回目の公演では、オール阪神・巨人がトリを務めた。巨人は公演後の会見で「引き際を考えてる。今年、71やで。やりたいこともないし、もう辞めたいわ。お客さんの需要があるうちは頑張りたいけどね」と語った。

 2回目公演の冒頭、口上に登場したオール巨人(70)は「本当は月亭八方さんと3人でやる予定やったんですが。八方さん、コロナになってしまって。運のない方ですね」と月亭八方(74)が新型コロナウイルスに感染して欠席したことを説明した。相方のオール阪神(65)は2月末に感染。「この間まで、阪神ちゃんがコロナになって、その後、ボクがなりまして」と語ると、阪神は「引き継いでいただきまして」と合いの手を入れ、笑いを誘った。阪神が感染している時のエピソードも披露。巨人は「阪神君から電話がかかってきて。どやねん、大丈夫かと聞くと『無表情や』って。それは無症状やろって。アホですね」と客席の爆笑を巻き起こした。

 この日のネタはテレビ用で昔から知られている「よせばいいのに」の歌ネタ。だが、本番直前に阪神が「メニエール(病)が出て、グルグル回ってる」と体調を崩すハプニングが発生。舞台上で必死に演じる相方を、巨人が気遣うシーンも。「今の漫才は阪神君の調子が悪くて、心配やった」と巨人。「もういっぺんやる?また今度、絶好調の時に」と阪神に告げると「こんなめでたい日に…。これが伝説の一日かな」と阪神が締めくくった。
 

続きを表示

2022年4月2日のニュース