みのもんた「自分が選手になっちゃう」、プロ野球珍プレー・好プレー大賞の裏側語る

[ 2022年4月2日 23:02 ]

みのもんた
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 タレント、みのもんた(77)が2日放送の日本テレビ「千鳥かまいたちアワーSP」(後10・00)にVTR出演。ナレーションを務め人気を博した、フジテレビ「プロ野球珍プレー・好プレー大賞」について語った。

 「昭和のプロ野球」を取り上げる番組企画の中で、「プロ野球珍プレー・好プレー大賞」を取り上げた。みののナレーションは「客観的な実況ではなく、選手の気持ちを代弁する発明だった」と紹介された。スタッフの直撃を受けた、みのは「よろしくお願いします。軽く一杯(お酒を)飲んでください」と、まずはジョーク。ナレーションの極意を問われると、「考えたらダメ、目に飛び込んできたものをそのまま言葉にする。反射神経って人間持っていますから、目に飛び込んできたものを音にする」と話した。

 「プロ野球ー」のナレーションは「一発録りの台本なし」だったといい、「喜怒哀楽ですよ、僕は専門家じゃないですから、プレーのことはほとんどしゃべらない」。たどり着いた境地が「自分が選手になっちゃう」ことだった。「デッドボールも痛いだろうなと思う。痛いだろうなって解説をしても仕方ないから、『イテテテテテ、塁に出れる、塁に出れる』って。その瞬間だけとらえればいい」と振り返った。

 特に印象に残っている珍プレーを問われると、「東尾(修)っていう、銀座のトンビとよばれた」とコメント。1986年、西武・東尾が投じた内角球に、近鉄・デービスが怒り、殴りかかったシーンを挙げた。みのは、東尾になりきってナレーションしたそうで、「投げた、のけぞった、行く、行った一発!そこで自分の存在感を出したいなって思って、東尾の気持ちになりたいなって。『クソ、みゆき~、俺は逃げないぞ、みゆき、俺は逃げないぞ』って(ナレーションした)。そしたら、みゆきって誰なんだ?ってなる」とニンマリ顔を浮かべた。

 「珍プレー好プレーは喜怒哀楽がすべて」と、みの。スタッフから「(千鳥かまいたちアワーSPは)土曜日夜10時から放送」と聞くと、「次の店に行く時間だな」と冗談を飛ばし、締めくくった。

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2022年4月2日のニュース