お見送り芸人しんいち R-1制覇したギター芸「プライド高くて…まあやったるわと」 最初は渋々だった

[ 2022年3月31日 11:41 ]

お見送り芸人しんいちインスタグラム(@shinichi0421u)より

 ひとり芸日本一決定戦「Rー1グランプリ2022」を制した、お見送り芸人しんいち(36)が30日深夜放送のテレビ朝日「2分59秒」(前0・20)に出演。「R-1で優勝できた理由」を明かした。

 人間の集中力が続く2分59秒の持ち時間で、決められたテーマについてスピーチする番組。

 しんいちは「チャンピオンになったけど、根底にあるのはクズ芸人。女の子の家に住んで、出て行けと言われたらまた女の子の家住んで。挙句の果てにはバイト先のフットサル場で寝て。シャワーついてますんでね。合コン行って、バイト行って、芸をして、テレビ見ながら他の芸人さんの芸を見ながら、これおもんないなあって上から目線で評論だけするような人間でした」と告白。

 事務所ライブはずっと最下位で、「10回連続最下位の事務所記録持ってます」と不名誉な記録を更新したこともあるという。

 そんな時、お笑いコンビ「サンドウィッチマン」のツアーの手伝いに呼ばれた。「なんでいかなあかんねんとポケットに手え突っ込んで態度悪くて、プライドだけは高くて。本気出したらお笑いなんて天下獲れると思ってました。まだ本気出しませんて感じで」とナメた態度でいたところ、「たまたま(サンドの)富澤(たけし)さんが小道具であったギターを誰か弾けるやついないかと。それで手を挙げてスピッツのチェリーを弾いたら『お前なんで黙ってたんだ、武器を隠してたんだ?』と言われたんです。『これをやれ!』って言われたけど、まだプライド高いから、『まあ一番トップの人間が言うてるからやったるわ、俺はしゃべりで勝負したんねん』くらいの感じだったんです」と渋々ギター芸を始めることになった。

 「僕はその時から嫌われだしたんですよ。嫌われることをメモにしていました。自分のできることって何だろうなって思った時に、嫌われることメモを歌にすることでやったりますわと。それでライブに出たらウケて、さらに上のライブで1位になって。2カ月くらいで事務所のトップになったんです。その時初めて気づいた。人の意見をちゃんと聞こう。プライドなんて捨てようって」と大きな気づきを得たことを明かした。

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2022年3月31日のニュース