古市憲寿氏 ウィル・スミス騒動に「暴力に訴えてなければ司会者側の方がダメージを受けていた可能性」

[ 2022年3月31日 11:52 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(37)が31日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。米アカデミー賞の発表・授賞式で俳優のウィル・スミス(53)がプレゼンターのコメディアン、クリス・ロック(57)を平手打ちした問題で、スミスの妻ジェイダ・ピンケット・スミス(50)が29日、インスタグラムに沈静化を願うメッセージを投稿したことについて言及した。

 騒動は、ロックがジェイダの髪形をからかうような言葉を口にしたことがきっかけ。ジェイダは「今は癒やしの時だ。私はそのためにここにいます」とだけコメントし、和解と事態の収束を呼び掛けたとみられる。

 古市氏は、今回の問題について「侮辱となった暴言も暴力も両方ダメですよね。暴力がダメっていう大前提に加えて、誰かに対する侮辱を暴力で代弁するってよくないと思うんですよ」と言い、「妻が本当に暴力を望んでいたかどうか分からない中で暴力に訴えたってことはよくなくと思うんですけど、一方で司会者側の侮辱発言もよくなかったわけで、むしろスミスさんが暴力に訴えてなければ司会者側の方がダメージを受けていた可能性もある。そういう意味でも結果的に暴力ってものが初めの暴言を矮小化してしまった面もあると思います」と自身の見解を述べた。

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2022年3月31日のニュース