J.Y.Park氏の凄さ 自身も現役歌手だからこそできる「どうすれば売れるか」客観視

[ 2022年3月31日 04:00 ]

オーディションへの思いを明かしたJ.Y.Park氏(C)田中聖太郎
Photo By 提供写真

 NiziUの弟分を探すオーディション「Nizi Project シーズン2」の審査のため来日中の韓国人プロデューサー、J.Y.Park氏(50)が30日、都内で取材に応じた。

 日本でもおなじみのTWICEや2PMら、世界的アーティストを生み出しているJ.Y.Park氏。男性ユニット「Stray Kids」はミニアルバム「ODDINARY」が、29日発表の米ビルボードチャートでK―POP史上3組目の1位に輝いた。

 プロデューサーとしての凄さは何か。サバイバル番組で見せる的確なアドバイスや厳しくも愛のある接し方など、挙げればきりがないが、自身が現役歌手であるのも特長だ。92年に歌手デビューするも売れず、セクシーなダンス路線に転換して人気者に。当時、規制が厳しかった韓国で、セクシーアピールを前面に出した初めての男性アーティストだった。

 プロデューサーとして世界的に名を広めても、歌手の肩書は捨てない。自身を客観視し、どうすれば売れるか自分と同じく教え子にも考えさせる。「Stray…」はメンバー8人中3人が作詞作曲し、セルフプロデュースできる「進化系アイドル」と呼ばれるようになった。個性を輝かせるため自己分析する大切さを優しく説くのがPark流。今後も個性派を輩出しそうだ。

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2022年3月31日のニュース