橋下徹氏 ロシアの侵攻に「経済制裁だけが効くという前提でウクライナに抵抗させるっていうのは反対」

[ 2022年3月31日 11:26 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が31日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。中国を訪問したロシアのラブロフ外相と王毅国務委員兼外相が30日に会談したことに言及した。

 両外相は、中ロ両国が戦略的パートナー関係の強化を続けることで合意し、ウクライナに侵攻したロシアへの対抗で結束する米欧に揺さぶりをかけた。国際問題の協議を緊密にし、一致した立場を取る方針も確認した。ウクライナ侵攻後のロシア閣僚の訪中は初めて。一方、インド政府は30日、ラブロフ外相が31日~4月1日にインド首都ニューデリーを訪問すると正式発表した。

 MCの谷原章介が「中国、インド、すごく中立的な立場の2カ国ですけれども、ロシアの軍事侵攻に対してどっちの方向に振れていくと思いますか?」と聞くと、橋下氏は「形の上では中立ってことなんでしょうけれども、やっぱりこれは欧米諸国の国際秩序、ルールでこれまで世界が成り立ってきたわけですけど、これに納得できないっていう気持ちはもちろん中国はあるし、インドはどちらかというと欧米寄りなのかも分かりませんけどもロシアに対する配慮もあるのかも分かりません」と言い、「重要なことは今後の経済の規模がどういうふうに拡大するかというと、欧米諸国側よりも中国、インド、東南アジア、アフリカ、ここがどんどん経済が伸びていくんですね」と指摘。

 そして「今言った中国、インド、東南アジア、アフリカ諸国はどちらかというとロシア寄りというか、欧米諸国の世界秩序よりも、違うんじゃないの、また新しい秩序をつくっていった方がいいんじゃないのって考えてるグループの方が今後の経済が拡大していくってことは、はっきりデータが出ているので、僕は経済制裁が本当に早く効果が表れてもらいたいと思うんですが、ロシアも中国もインドもしたたかですよ。アフリカも東南アジアもそうですよ。だから経済制裁だけが本当に効くという前提で、繰り返しになってしまうんですが、ウクライナにとにかく抵抗させるっていうのは僕は反対なんですよね」と自身の考えを述べた。

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2022年3月31日のニュース