古市憲寿氏 尾身会長のコロナ第7波警戒感に「世界の国々のようにもう正常化してもいいのでは」

[ 2022年3月31日 08:47 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(37)が31日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナ対策分科会の尾身茂会長が30日、衆院厚労委員会で「花見だとか、歓送迎会というものが、多分これから多くなる可能性があるので、私はリバウンド(感染再拡大)が起きる可能性はあり得ると思っている」と述べたことに言及した。

 尾身氏は現在リバウンドが起きているかについては、3連休中で検査数が少なく、感染の報告数が減っている中、人々の活動が活発化して接触、感染の機会が増えている可能性があるため、「もう数日様子を見る必要がある」とした。東京都では30日に新型コロナウイルスの感染者が新たに9520人報告された。1週間前の水曜日より約3000人、増え、4日連続で前週の同曜日を上回った。

 MCの谷原章介が「2年間、僕たちコロナと向き合ってきました。そろそろ一歩一歩、向き合い方を変えていってもいいのかなって時でもありますよね?」と聞くと、古市氏は「最近、世界でロシアの問題もそうですし、アカデミー賞でもそうですし、海外の映像を見ると当然、皆さんマスクもしてないし、アクリル板なんかもないわけですよね」と言い、「結局、この2年間でコロナって波で、われわれ人間が介入できることはあまり多くないってことが分かりました」と自身の受け止めを述べた。

 そのうえで「そこで陽性者数だけじゃなくて、例えば東京だったら重症者の病床使用率が今5・7%くらいですから低く抑えられている。だからもう感染者数に一喜一憂するんじゃなくて、世界の国々のようにもう正常化してもいいんじゃないのかなって個人的には思うんですけど、でもやっぱり日本は慎重な人がまだまだ多いんでしょうね」と話した。

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2022年3月31日のニュース