京都南座で7年ぶりの歌舞伎鑑賞教室 上村吉太朗「初心者の方にも、歌舞伎の魅力を楽しんでいただきたい」

[ 2022年3月16日 18:43 ]

7年ぶりの「歌舞伎鑑賞教室」開催をアピールする(左から)茂山逸平、片岡千壽、上村吉太朗
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 歌舞伎俳優の上村吉太朗(21)、大蔵流狂言師の茂山逸平(42)が16日、大阪市内のホテルで7年ぶりにリニューアル開催する「歌舞伎鑑賞教室」(5月12~18日、京都南座)の取材会を行った。

 昨年5月に死去した片岡秀太郎さん(享年79)の弟子・片岡千壽(40)もリモートで参加。秀太郎さんも生前に演じた「義経千本桜 吉野山」の静御前役で出演する千壽は「師匠から受け継いだ上方の歌舞伎俳優としての心を大事に、伝統ある南座という劇場でこのような大役を勤めさせていただけるという幸せをかみしめています」と力を込めた。

 源九郎狐を演じる吉太朗は「初心者の方にも、歌舞伎の魅力を知って楽しんでいただきたい」。解説役をつとめる茂山は「初心者の方が、狂言・能と歌舞伎の、似ているが実は違うところを説明していきながら、歌舞伎のみならず狂言についても、多くの方に知っていただける機会になればいいなと思います」とアピールした。

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2022年3月16日のニュース