伊藤美誠 東京五輪金メダルの裏に母の支え…競技生活やめて育成専念「それが大きかった」

[ 2022年2月17日 14:08 ]

伊藤美誠
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 昨年の東京五輪の卓球で混合ダブルスの金メダル含むメダル3つを獲得した伊藤美誠(21=スターツ)が、17日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演し、母の支えに対する感謝を語った。

 2歳で卓球を始めた伊藤のため、母・美乃りさんは自身の競技生活をあきらめて引退したという。「本当はお母さんが選手でやっていきたいと思っていた時期だったので、私がやりたいと言った時には、お母さん自体が卓球をやめて私に専念しなくちゃいけないので、すごく最初は迷っていた。『私はまだまだ選手でやりたいから』と思っていたらしくて」。自身の選手としての成長も、母の献身があってこそ。「私に専念してくれたのが大きなところ。やめてまでも子供にやらせたいというか、子供の夢があればやらせたいというのを、そこで切り替えてくれた。それが大きかったところですね」と感謝した。

 気持ちではもちろん、結果で感謝を表すのが伊藤の信条。「試合の時とかは、もちろん恩返しとか家族のために頑張りたいという気持ちがある選手はいるんですけど、自分自身が楽しく卓球をしたり試合したり、勝てれば自然と付いてくるものじゃないかなと思うので、普段はそういうふうには思わずプレーしています」と明かした。

 東京五輪では混合ダブルスで金、女子団体で銀、女子シングルスで銅と3色のメダルを獲得。二人三脚で歩んできた母に、最高の恩返しができた。スタジオで収録を見守っていた美乃りさんは、金メダルの瞬間「テレビの前で泣き崩れてました。涙が出て出て出て」と告白。伊藤も「私の部屋でテレビを目の前で見ていたらしく、号泣してたらしいです」と明かしていた。

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2022年2月17日のニュース