「カムカム」サプライズ出演　徳重聡が「破天荒将軍」

連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で、条映太秦映画村のスタジオを見学するひなた（川栄李奈）（C）NHK
Photo By 提供写真

　17日放送のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第76回で、俳優の徳重聡（43）が、劇中のテレビ時代劇「破天荒将軍3」の主人公役でサプライズ出演した。

　ヒロインのひなた（川栄李奈）が条映太秦映画村のスタジオを見学する場面。破天荒将軍（徳重）が姿を見せ、悪党たちを相手に大立ち回りを演じるシーンの撮影に臨む。

　徳重が朝ドラに出演するのは初めて。演出の橋爪紳一朗氏は「徳重さんの出演が決まる過程の中で、破天荒将軍のキャラクターを決め、徳重さんと一緒に作り上げた」と説明する。

　名前から連想するのは人気時代劇「暴れん坊将軍」。橋爪氏は「オマージュとして誰もが分かるようになっているが、だからと言って、そこに寄せたわけではない」と話す。

　破天荒将軍は悪党たちを切り倒すと、最後に「人呼んで、破天荒将軍！」の決めぜりふ。監督からすぐに「カット！」の声がかからない演出になっていることについて、橋爪氏は「時間を置いてカットをかけることは撮影の通例としてあること。撮影の舞台裏のリアルな部分、ドキュメンタリーっぽい部分をそのまま使った」と明かす。

　制作統括の堀之内礼二郎氏は「この役には破天荒さが必要。徳重さんは背が高く、体が大きく、浅黒く、アクションもでき、普通の時代劇スターとはちょっと違う感じで、破天荒っぽい」と語った。