「鎌倉殿の13人」“ラスボス”後鳥羽上皇は尾上松也「まさか最後に」13人衆に選ばれず「憤り(笑)」も

[ 2022年2月17日 15:00 ]

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で“ラスボス”後鳥羽上皇役を演じる尾上松也(C)SHOCHUKU ENTERTAINMENT
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 歌舞伎俳優の尾上松也(37)が放送中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)に後白河法皇(西田敏行)の孫・後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)役で出演することが17日、番組公式ツイッターで発表された。主人公・北条義時(小栗旬)に対して挙兵(承久の乱=1221年、承久3年)し、最後の大きな壁として立ちふさがる“ラスボス”。松也も「物語の中では、とても重要な役どころと思っておりますので、これからどんどん役を掘り下げて、深めていきたいと思っております」と張り切っている。松也の大河出演は戦国武将・今川氏真役を演じた2017年「おんな城主 直虎」以来、5年ぶり5作目。

 この日午前、音声コメントとシルエットを先行公開。20年11月16日から5日連続の第1次出演者発表、21年4月15日の第2次出演者(新垣結衣、佐藤浩市、西田)発表時の三谷氏による“似顔絵予告”に続く異色の発表スタイルとなった。

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 後鳥羽上皇は後白河の孫で、文武に秀でた偉大なる帝王。その誇りが義時に牙をむく。

 松也も「今回の物語では、後鳥羽上皇は義時に対しての最後のボス、『ラスボス』と言っても過言ではないと思っております。義時に対して挙兵しまして、最終的には敗北してしまうわけですけれども、最後の大きな壁として義時に立ちふさがり、そして後鳥羽上皇を超えて、義時が君主として世を治めていくということになります。物語の中では、とても重要な役どころと思っておりますので、これからどんどん役を掘り下げて、深めていきたいと思っております」と意気込み。

 ドラマ後半の重要人物のオファーに「小栗旬さんがこの大河ドラマに主演されると聞いた時、普段から仲良くさせていただいている身として非常にうれしくて、ドラマを楽しみにしていたところもあります。ちょうど小栗さんがこのドラマの出演が決まった時に、たまたま電話でお話しさせていただく機会があり『鎌倉殿の13人で何か一緒にやりたいね』なんて話も実はしていました。でも13人(衆)の中に私の名前はなく、正直憤りを感じていたわけですが(笑)、まさか最後の最後に後鳥羽上皇としてお話を頂けるとは思ってもいなかったので、非常にうれしかったです」と驚きと喜びを明かした。

 「今回の大河ドラマの楽しみは何と言っても、三谷幸喜さんの脚本ということで、いつもと違う切り口で義時を描いていらっしゃると思います。個人的に仲良くさせていただいている役者さんもたくさんいらっしゃいますので、その一員になれたことはすごくうれしいですし、楽しみです。皆さんがどのように作品を盛り上げるのかというのを、いち視聴者として楽しませてもらいながら、最終的には自分もその一員になれたらなと思っております」と撮影を心待ちにしている。

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2022年2月17日のニュース