松本白鸚ファイナル「ラ・マンチャの男」再び一部公演中止 計10公演中止 公演関係者に新型コロナ陽性者

[ 2022年2月17日 13:58 ]

昨年12月、ミュージカル「ラ・マンチャの男」の会見に出席した松本白鸚
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 歌舞伎俳優の松本白鸚(79)が主演を務めるミュージカル「ラ・マンチャの男」(東京・日生劇場、2月6~28日)の公演関係者に新型コロナウイルス陽性者が確認されたため、製作の東宝は17日夜公演(午後6時開演)を急きょ中止した。その後、19~20日の3公演も中止が決定し、8~12日の6公演に続く中止。半世紀にわたってドン・キホーテを演じてきた白鸚のファイナル公演としてチケット争奪戦となる中、予定の25公演のうち、10公演が中止となった。

 東宝は「日生劇場ミュージカル『ラ・マンチャの男』につきまして、公演関係者の新型コロナウイルス感染症の陽性反応が確認されたことから、急きょ本日中止とさせていただきました2月17日(木)18時公演に続き、2月19日(土)~20日(日)の公演をやむを得ず中止とさせていただきます。ご来場を楽しみにされていたお客様には、大変なご迷惑をお掛けすることとなり、誠に申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

 8~12日の中止も、公演関係者に新型コロナ陽性者が確認されたため。13日昼公演(正午開演)から再開したばかりだった。

 白鸚が「私の人生そのもの」と位置づける作品。1969年の初演から1300回以上演じてきた。今回がファイナル公演となり、娘で女優の松たか子(44)も10年ぶりに出演。白鸚は6日の初日を終え「感無量の思いです」と心境を吐露。「(開演できたのは)その都度、劇場へ足をお運びくださった多くのお客さまのおかげです」と感謝していた。

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2022年2月17日のニュース