「鎌倉殿の13人」源氏最後の将軍・源実朝は柿澤勇人!文弱なイメージ一新「新しい実朝を」8年ぶり大河

[ 2022年2月17日 14:00 ]

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で源実朝役を演じる柿澤勇人
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 ミュージカルを中心に活躍中の俳優・柿澤勇人(34)が放送中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)に源頼朝(大泉洋)の次男・源実朝(みなもとのさねとも)役で出演することが17日、番組公式ツイッターで発表された。柿澤の大河出演は森蘭丸役を演じた2014年「軍師官兵衛」以来、8年ぶり3作目。

 朝ドラ初出演となった20年前期の連続テレビ小説「エール」においては、国民的歌手・藤山一郎さんをモデルにした山藤太郎役。名曲「丘を越えて」を歌い、美声を披露した。

 この日午前、音声コメントとシルエットを先行公開。20年11月16日から5日連続の第1次出演者発表、21年4月15日の第2次出演者発表(新垣結衣、佐藤浩市、西田敏行)時の三谷氏による“似顔絵予告”に続く異色の発表スタイルとなった。

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛け、俳優の小栗旬が主演を務める大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 源実朝は頼朝の次男。優れた政治を行うが、その急死が京と鎌倉の激震を呼ぶ。

 柿澤は「源実朝という役は第3代征夷大将軍で、源氏の最後の将軍ということになります。実は先日、脚本家の三谷幸喜さんと、実朝が最期を遂げた鶴岡八幡宮にご祈祷に行ってきました。その際に三谷さんと実朝についてお話ししました。これまで実朝という人物が政治や戦い、争いなどに消極的だったがゆえに、逃げるかのように蹴鞠や和歌といった趣味に興じていたという、割と文弱な将軍というイメージだったんですけど、決してそうではなくて、実は蹴鞠や和歌に没頭したのも朝廷側とのコミュニケーションを取って、より豊かな国にしようとか、そういった政治も含め、実はすごく賢い人間だったんじゃないのか、という話もしました。宋(中国)に渡る船を造って最終的にはそれは失敗に終わったんですけど、それも海外に向けての政治みたいなものを考えていたんじゃないのか、など『新しい実朝をつくりたい』という話をさせていただきました」とキャラクター像を説明。

 「毎週、僕も本当に楽しく『鎌倉殿の13人』を拝見していますし、僕の実朝が登場する頃には、僕もこのドラマにより貢献できるように、たくさん資料を読んで新しい実朝として頑張りたいと思っております。錚々たるメンバーの方々が揃っております。一方で、これまで共演した方もたくさんいらっしゃるので、心強いなと思いますし、初めての方ももちろんたくさんいらっしゃるので、そういった出会いを大切に、感謝しつつ刺激を受けて僕も成長できたらと思います」と張り切っている。

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2022年2月17日のニュース