安藤美姫 ワリエワ問題に「本人も分かっていると思う、出場してはいけないっていうのは。でも…」

[ 2022年2月17日 13:57 ]

安藤美姫
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 プロフィギュアスケーターの安藤美姫(34)が17日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。昨年12月のドーピング違反が発覚しながら北京五輪出場継続が認められ、フィギュアスケート女子SPで1位となったカミラ・ワリエワ(15、ロシア・オリンピック委員会=ROC)について言及した。

 15日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、ワリエワからは禁止薬物トリメタジジン以外に、心臓疾患の治療に使用される「ハイポキセン」「L―カルニチン」が検出されたことが明らかになった。ともに禁止物質ではないが、ダイエット効果がある「L―カルニチン」は注射などによる制限値を超えた投与は禁止。心臓への酸素供給を助ける「ハイポキセン」は米国反ドーピング機関(USADA)が最近、禁止薬物指定を訴えて実現しなかった。USADAのタイガート委員長は3種類の薬を組み合わせた服用の利点を「持久力の向上、疲労の軽減、酸素消費効率の促進」と説明。世界反ドーピング機関(WADA)は、2種類の薬物検出はトリメタジジンを誤って摂取したとのワリエワの主張と合わないと指摘している。

 安藤は「いちアスリートとして、もちろんドーピングというものに対してはルール上、従わないといけないと私も思っております」とした上で、「ただ一人の人間で15歳というところで、精神的なところ…やっぱり本人も分かっていると思うんですね、出場してはいけないっていうのは。でも最終的に下された判断が出場はしていいよっていうところで、精神的につらい中で、いちアスリートとしては演技をしようということも、本人は分かっているくらいのトップの選手だと私は思っているので、そこの2つのところをどうケアしていくか、どういうふうに判断するかっていうのは凄く大事になってくるのかなって思います」と自身の考えを述べた。

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2022年2月17日のニュース