谷原章介 ワリエワ問題、新たに2種類の薬物検出報道に「コントロールしている大人がいるとしか思えない」

[ 2022年2月17日 10:16 ]

谷原章介
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 俳優の谷原章介(49)が17日、MCを務めるフジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。昨年12月のドーピング違反が発覚しながら北京五輪出場継続が認められ、フィギュアスケート女子SPで1位となったカミラ・ワリエワ(15、ロシア・オリンピック委員会=ROC)について言及した。

 15日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、ワリエワからは禁止薬物トリメタジジン以外に、心臓疾患の治療に使用される「ハイポキセン」「L―カルニチン」が検出されたことが明らかになった。ともに禁止物質ではないが、ダイエット効果がある「L―カルニチン」は注射などによる制限値を超えた投与は禁止。心臓への酸素供給を助ける「ハイポキセン」は米国反ドーピング機関(USADA)が最近、禁止薬物指定を訴えて実現しなかった。USADAのタイガート委員長は3種類の薬を組み合わせた服用の利点を「持久力の向上、疲労の軽減、酸素消費効率の促進」と説明。世界反ドーピング機関(WADA)は、2種類の薬物検出はトリメタジジンを誤って摂取したとのワリエワの主張と合わないと指摘している。

 谷原は「あくまで疑惑、予断というもので判断してはいけないものだと思うんですけれども、もともと登録して使ってもいい薬物というのが出てきましたけれども、登録していなかったらもしかしたら罪に問われるのか、僕は制度が分からないんで、何とも言えないんですけれども、登録していたとしてこれでOKなんだという知識を15歳の少女が持っているとはとても思えないんですね」とし、「ですから、もともと今回、トリメタジジンという禁止されている薬物が出て来て、なおかつ登録されている2つの薬物が出て来た。この3つの効果というものをコントロールして、なおかつちゃんと登録している大人がいるとしか思えないですよね」と自身の思いを話した。

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2022年2月17日のニュース